22/7(ナナブンノニジュウニ)とは?
秋元康氏がプロデュースしたアイドルはAKB48グループや乃木坂46、けやき坂46など女性アイドルグループが有名です。
そのサプライズ的な展開に毎回驚かされていましたが、さらに近年新たなユニットをいくつもスタートさせています。
それは今までにないアイドルとカルチャーの融合であり、私たちもその姿が立ち上がっていくのを見守ることになるんです。
どんなアイドル?
デジタル声優アイドルの「22/7」は2次元と3次元が融合した新しいアイドルの形と言われています。
まず秋元氏が8人のアイドルキャラクターのコンセプトを設定。キャラクターの年齢は16~17歳で高2です。
その後『けいおん!』の堀口悠紀子さん、『君の名は。』の田中将賀さんなど有名クリエーターがそれぞれのキャラクターをデザイン。
その声を担当する声優は2017年5月に応募者1万人を超える中から11名が選ばれました。キャラクターは8人ですが、CDやライブは11人で活動しています。
単にアニメ声優と違うのは、2次元のアニメ声優であるとともに3次元アイドルでもあるというところです。
それが、キャラクターと声優がリンクした「デジタルアイドル」ということになるのでしょう。
「22/7」の名前の意味は?
「22/7(ナナブンノニジュウニ)」という名前がどういう意味かは具体的には明らかにされていません。
秋元康氏は「22/7」と命名した理由について、0から1を生み出す時にまだ見えないものを信じることが大切であり「22/7」が想像の象徴であるということを述べています。
そして、答えは未来にあるのだそうです。
巷での解釈では、22÷7=3.142……と割ると円周率に近くなり、「割り切れない」という意味であろうと言われています。
実際に「割り切れない」という言葉は22/7の活動において、枕詞のように出てきます。
少女たちの簡単には割り切れない気持ちが、優しさだったり、強さだったりするのでしょう。
グループ名の「ナナブンノニジュウニ」は長すぎるので、そのうち略称も決まるだろうと言われています。
アニメと声優がリンクする
アニメと違うのは先にアニメ映像を作るのではなく、
声優さんがモーションキャプチャー用のスーツを着て、ダンスをしたり演技をしたりした動作がそのままアニメ化されるというもの。
そこが歌える声優であるとともに、自身も踊れるアイドルとなる必要があるのです。
よく、声優の顔を見てしまうとアニメキャラクターとのギャップに違和感をおぼえることがありますね。
デジタル声優アイドルはそれを感じさせないばかりか「このキャラクターこそ自分なのだ」とキャラクターとミックスしてくるイメージになります。
元々アニメ好きが高じて声優を目指したメンバーなのでアニメ調の声が出せて、しかもルックスも可愛いとなれば人気が出そうですね。
デビュー2年目までの活動
ライブ、イベントも積極的に展開
22/7ではいろいろな試みが行われています。
2017年の2月27日の「227の日」にメンバーの芸名をSHOWROOM配信でファンから募集しました。
名前から作り上げていくというのはホント「0からのスタート」です。3月4日に決まった名前をSHOWROOMで発表。
2017年4月号~11月号でアニメ誌「月間ニュータイプ」で「あの日の彼女たち」がスタートし、キャラクター1人1人が明らかになりました。
4月21日『22/7朗読劇』を開催し、第3回の6月にようやく声優の配役が決定しファンの前にメンバーのお披露目ができました。
また4月9日より文化放送「超!A&G」にてレギュラー番組「22/7(ナナブンノニジュウニ)割り切れないラジオ」に出演。毎週3人のメンバーが交代で出演しています。
7月22日は”7/22”の日で何かが起こります。この日に 「初ライブイベント開催」「CDデビュー」「アニメ化」「11人楽曲収録」サプライズ発表となりました。
1stシングルは「僕は存在していなかった」
いよいよ9月20日に「僕は存在していなかった」でシングルデビューしました。この日は「7時から22時まで」15時間のSHOWROOM配信を行っています。
「シャンプーの匂いがした」の世界
2ndシングル発売前の2018年2月27日「22/7 割り切れないライブ~シャンプーの匂いがした」を東京・ディファ有明で開催。
メンバーがモーションキャプチャーを用いてキャラクターを演じるバーチャルライプと、メンバー自身のリアルライブの2部構成でした。
目まぐるしい活動の中で、メンバーたちもダンスや歌のレベルをどんどん上げていかなくてはならないから大変そうでしたね。
2018年4月11日に2ndシングル「シャンプーの匂いがした」をリリースしました。