爽やかな始まりを歌う香取慎吾の3rdシングル
ソロでも大活躍な香取慎吾さんがリリースした3rdシングル「Prologue」。
2020年元日リリースの「20200101」にも、最初の1曲目として収録されます。
よく晴れた朝のような、爽やかな楽曲です。
香取さんの幅広い声域を利かせた歌声が、よりフレッシュで色鮮やかな曲にしているでしょう。
タイトル通り、始まりを飾るのにぴったりな雰囲気になっていますね。
始まりは未来への希望にわくわくするものですが、不安を感じるものでもあります。
上手くやっていけるだろうか、失敗したらどうしようなどと心配は尽きません。
そんな中でどう生きれば良いのか、香取さんは軽やかな歌声で教えてくれています。
歌詞を読むだけでも、スッと肩の力が抜けますよ。
どんな歌詞なのか、一緒に見ていきましょう。
TeddyLoid・たなかとの超豪華コラボ
「Prologue」は超が付くほどの豪華コラボが実現した曲でもあります。
音楽プロデューサー・TeddyLoidさんと、「ぼくのりりっくのぼうよみ」の元メンバー・たなかさん。
どちらも日本の音楽業界で話題を集める、大注目アーティストといっても過言ではありません。
そんなお二人が、「Prologue」作詞作曲に携わっているのです!
そしてあの香取さんも一緒に作り上げているのですから、夢のコラボレーションといわざるをえません。
アーティストとのコラボを大切にする香取さんだからこそ、生まれた曲でしょう。
未来へのプロローグ
プロローグ、それはすなわち序章であり始まりを意味します。
目の前には未来が広がっていて、期待に胸を膨らませる人もいれば不安を感じる人もいるでしょう。
無限に広がる未来で、どう生きていくのか。
「Prologue」はそのヒントを教えてくれています。
味気ない日常
忙しいのに 朝から晩まで
風が凪いだままでつまらないな
色んなことをやりすごすために
生まれたのかと勘違うくらい
出典: Prologue/作詞:TeddyLoid・Tanaka・Shingo 作曲:TeddyLoid・Tanaka・Shingo
一日中あれこれ忙しい筈なのに、どこかつまらないと感じているようです。
「凪ぐ」とは「静まる」ことなので、風が吹かないことに味気無さを覚えているのでしょう。
風が吹けば勢いづいて、どんどん前に進めるような気がしますね。
毎日色々な変化が起こって楽しそうです。
一方風が凪いでいる今の日常は、毎日同じことの繰り返しで代わり映えのない日々のたとえなのかもしれません。
それも悪くはありませんが、少なくとも主人公にとっては退屈なのでしょう。
常に変化を求める、クリエイティブな人ですね。
もっと有意義な人生を送れる筈なのに、今は静かなばかりで前に進める気がしません。
せっかくの貴重な人生を、面白みのない時間に失わせるのはあまりにも勿体ないです。
やるなら「やりすごす」のではなく、きちんと楽しくやってのけたい。
それが主人公の考える「面白い生き方」なのです。
自分の人生は自分のもの
I know that you control me
I don’t know what you see
簡単な話 自分のことだし
飽きるくらい この世界を
味わうまでは終われやしない
出典: Prologue/作詞:TeddyLoid・Tanaka・Shingo 作曲:TeddyLoid・Tanaka・Shingo
1行目の英文は「あなたが僕を操っているのは知っている」。
2行目は「僕はあなたが何を見ているのかは知らない」と訳せます。
「あなた」とは、自分に命令してくる仕事の上司か何かでしょうか。
あれをしろこれをしろと、色々言ってくる人なのでしょう。
しかし主人公はそんなことを命令する相手が、何を見てそうしているのかは分かりません。
これはまあ当たり前でしょう。
何故なら主人公は「あなた」ではないし、「あなた」になることもできないからです。
何が見えているか分からない他人にこき使われるのは、変化を求める主人公の性には合っていません。
もっと自由で気ままに世界を満喫したいのです。
新しい挑戦を始めます。
だからこのままで人生を終える気はさらさらない様子。
新しい挑戦を始めます。
失うものなんてない
この手にはなにもないから
誰より自由に恐れずに 泳げるよ
今の目には広い世界が
輝いてる 色づいてる 自分次第
出典: Prologue/作詞:TeddyLoid・Tanaka・Shingo 作曲:TeddyLoid・Tanaka・Shingo