加藤ミリヤ【ありがとう、】歌詞の意味を独自解説！彼と別れたばかりのあなたに寄り添う…優しいバラード

ここでも優先するのは感謝の気持ちです。

恋を終わらせたことで、辛い思いをしているあなたの心を気遣う気持ち。

あなたが悲しむ姿を想像したくはありません。

あなたの悲しみは、そのまま私の心を悲しくさせます。

好きと伝えてくれた、そして何度も愛してると言ってくれたあなたを忘れたくありません。

あなたが作ってくれた私のための時間は、もうあなただけのものにして欲しいと願います。

あなたの心から私が消えれば、あなたの苦しみも消えて行くのでしょう。

愛してくれたあなたからの思いは私の心に残っています。

『ありがとう、』に付けられた『、』が私の今の心を描きました。

心の中に残るあなたからの愛を、私はまだ消したくはありません。

直接でも電話越しでも、もしかして文章やスタンプでも2人はケンカをしていたのでしょうか。

恋人同士のケンカは傍から見れば微笑ましいもの。でもケンカをしている2人は真剣です。

お互いを知って欲しくて、そして知りたくてケンカを繰り返します。

相手を大切に思っているから何度も言葉を重ねて、お互いの心を確認したいのです。

好きということは分かっているから、もう1歩踏み込んで心の奥まで知っておきたい。

「重い」と言われてもそれが自分の愛の強さと思い込んでいました。

終わることの無いケンカに疲れたのは私よりもあなたでした。

ケンカを真剣に受け止めて懸命に返してくれたのはあなたの優しさだったのです。

争いの中であなたはいつも私を見ていました。目を合わせて話をした、濃密な時間は今も心に残っています。

ケンカを繰り返した日々が、甘く切ない思い出に変わりました。

優しいあなたが私と目を合わせる日は戻りません。

訳も分からずドキドキした初めての恋ではありません。

少し経験値を上げた大人の恋。だからこそ初めてのことに戸惑います。

あなたと恋をしていた時のことを、数え上げるように思い返します。

すれ違いや行き違いで起きた辛い思いも、あなたの優しさはうれしさに変えてくれました。

私は恋が終わって、わがままを受け止めていたあなたの心に、やっと気が付いたのです。

単なる好きという思いだけでは作れないあなたの優しさは、あなたの心にある強さでした。

広く強く包み込む愛を教えてくれたのは、あなたが初めてです。

あなたの愛に支えられて、私も精一杯あなたを愛しました。

恋人同士の2人が作った愛の中は、幸せに満ちていたのです。

終わってしまった恋ですが、輝きは失っていません。

愛は決まった形をしている訳ではなく、その時々でしなやかに形を変えて包み込んでくれます。

あなたが私のために形を変えた愛は、私だけに輝きを見せてくれました。

でも愛は次第に形を変えて、その姿さえも見えなくなります。

あなたと私の間にあった愛も形を失いました。

形は見えなくなったけれど、愛が存在したことは確かに覚えています。

私だけが見ることができた輝いてた愛は、今でも私を愛してくれているから…。

『ありがとう、』で終わる恋の歌詞も最終章です。

恋を前向きに終わらせたいための言葉は負け惜しみ？そうではありません。

私らしい恋の終わり方を、加藤ミリヤさんが歌詞に綴ります。