Da-iCE【TIME COASTER】MVを徹底解説！「6」にこだわった演出って？時計が示すのは…

1番では大きな時計や写真を背景としたダンスシーンが中心でした。

しかし、2番では初めて無地の背景が登場します。

情報量が多い1番に対して、上記の場面は非常にシンプル。

使われている色は青や緑で、どちらも蛍光色。

余計な演出は何もないので、ダンスのキレがより際立ちます。

何といってもDa-iCEの強みは踊り。

そんなダンスを魅力的に演出したい、という製作サイドの想いを感じることができます。

目を引くシーンではありますが、こちらを見ることができるのはAメロに3度ほど。

秒数に換算してもさほど長くないシーンです。

そのため、気になる方は気を張って見ておいた方が良いシーンといえるでしょう。

ファンの中でも特に、彼らのダンスが好きなあなたにおすすめしたいシーンとなっています。

こちらの背景は後ほど再度登場しますので、覚えておくとより繋がりを感じやすいでしょう。

サビでは、中トロで使用されていた幾何学模様で飾られた黒地の壁が再登場します。

場面を転々とする1番とは異なり、背景は単一。

この映像にメンバー1人1人の一寸の狂いもないダンスが重なる…。

背景とダンスの効果が相まって、統一感のある印象に仕上がっています。

こちらは、個人で踊る別撮りの映像を繋ぎ合わせて完成させているはずです。

しかしまるで1人で踊っているかのようなスムーズさ。

違和感は1つもありません。これがプロの凄さですね。

上記のように同じサビですが、演出が違えば印象も違って見えます。

同じ作品の中でも、変化を楽しんでほしいという想いが込められているのでしょうか。

映像の大切さを物語るシーンといえますね。

ここまでは2番までの映像を解説しました。

彼らの強みであるダンスをより感じることができる演出でしたね。

ここからはラストシーンまでを一気にご紹介します。

ラストスパート、是非最後までご覧下さい。

前項で予告していた無地のシーンが再登場。

先ほどは数秒間の描写でしたが、今回はしっかりとした尺があります。

こちらの特徴は、遠くから捉えたカットのためメンバーの表情が見えないこと。

表情が確認できる時計前や写真前との対比が楽しいシーンです。

無地の背景にすることで情報量が減り、よりダンスの質に目が行く演出となっています。

また要所要所で現れるパフォーマー3人による圧巻のダンスも見所。

ここまではソロパート中心だったパフォーマーの団体戦です。

1人ずつ踊るシーンとは違った、迫力と一体感が楽しめるでしょう。

最後のサビは今までの総集編となっています。

無地や大きな時計、サイコロを背景に今までの作品が吊るされたエリア…。

印象的だったあのシーンが続々と登場します。

スピーディーに展開していく中で、ダンスは一流そのもの。

特に筆者がグッときたのは、両手を重ねて上下する振り付けです。

突き進むDa-iCEと支えるファンを表しているかようなこのダンス。

「6」という数字同様、メンバーからのファンへのメッセージが込められています。

そして最後は大きな時計前でポーズを決める5人でフィニッシュ。

映像の加工もあり、余韻がかっこいいラストシーンです。

ここまでは、Da-iCE「TIME COASTER」のMVを解説しました。

いかがでしたか。

こちらのMVは、作中に登場する大きな時計が印象に残る作品でした。

皆さんはこの時計が示すメッセージに気が付いたでしょうか。

疑問が浮かんだ方は時計が何時を指しているか、確認してみて下さい。

気になるその時刻とは、「6時6分」です。

上記の点から彼らの「6」へのこだわりやファンに対する熱い想いが垣間見えます。

これはファンにとっても嬉しいポイントですね。

本記事を読んでDa-iCEについてもっと興味が沸いた方には以下の記事もおすすめです。

前者は「NEXT PHASE」を、後者は「FAKE ME FAKE ME OUT」をご紹介しています。

どちらもDa-iCEの人気曲で、歌詞について触れている内容です。

今までは分からなかった解釈と出会えるかもしれません。