GUITARHYTHMとは?

ギタリスト布袋寅泰のライフワーク

布袋寅泰【GUITARHYTHM Ⅵ】トレーラー映像を解説♪最新型のギタリズムはロゴもかっこいい!!の画像

80年代に活躍した伝説のロックバンドBOØWYギタリストとしてデビューした布袋寅泰

バンド解散後にソロ活動を始めた彼のファーストアルバムのタイトルが『GUITARHYTHM』です。

その後約20年間に渡ってリリースされたGUITARHYTHMシリーズは計5枚。

ギタリズム』は日本を代表するロックギタリスト布袋寅泰のライフワークでもあるのです。

彼は映画『キル・ビル』にテーマ曲を提供するなど活動の場を世界に広げ、拠点をロンドンへと移しました。

そしてファン待望のGUITARHYTHMシリーズ最新作が2019年5月、約10年ぶりにリリースされます。

HOTEI Live In Japan 2019』の開催も決定しているので、アルバムを楽しみにしている人も多いでしょう。

ロック好きならワクワクする『GUITARHYTHM Ⅵ』のかっこいいトレーラーについて解説してみたいと思います。

『GUITARHYTHM Ⅵ』トレーラー映像

幾何学模様のシンボルマークと『GUITARHYTHM Ⅵ』のロゴ

それではさっそくトレーラー映像を見ていきましょう。

最初に登場する幾何学模様のロゴは布袋寅泰のシンボルマークで、ファンにはもうお馴染みでしょう。

続いてアップで映し出されるのは巨大なモニュメントのような建造物で、最初は何なのかよく分かりません。

引きの画面へと変わっていくと徐々に全体像が見えていくという演出になっています。

そこに刻まれた文字は“GUITARHYTHM”の頭文字とローマ数字のVIを組み合わせたものです。

VIはもちろんシリーズ6枚目という意味ですが、これぞ最新型というインパクトのあるデザインが目を引きます。

夜の大都会に聳え立つ、金属を削り出したようなゴールドの『GUITARHYTHM Ⅵ』。

それもピカピカに光るのではなくて所々錆びた感じの仕上げには貫禄さえ漂っています。

ソロデビューして2018年で30周年を迎えたベテラン布袋寅泰に相応しいデザインではないでしょうか。

色褪せないギターのリフ

“かっこよさ”こそロックの第一条件

布袋寅泰【GUITARHYTHM Ⅵ】トレーラー映像を解説♪最新型のギタリズムはロゴもかっこいい!!の画像

『GUITARHYTHM Ⅵ』の全体像を映し出す手前で一瞬画面が光り、鋭いギターのリフが鳴り響きます。

ギター好きやロック好きを虜にするリフを生み出せるかどうか、ここがギタリストのセンスの見せ所でしょう。

布袋寅泰はエッジの効いたリフを生み出す名手なので、相変わらずかっこいいなと思わせてくれます。

バックに流れている曲は最初の『GUITARHYTHM』に収録されていたタイトルナンバーです。

30年以上の時を経てもまったく色褪せないかっこよさ。

ロックが好きでエレキギターを手にしたことのある人ならきっと自分も弾いてみたいと思うでしょう。

既にトレーラーは終盤に入っていますが、ほんの短い時間の中でワクワクさせてくれる映像と音楽です。

かっこいいこと、これこそがロックの第一条件だと思います。

ワクワクさせるオープニング映像

どこかで見たことがある?

布袋寅泰【GUITARHYTHM Ⅵ】トレーラー映像を解説♪最新型のギタリズムはロゴもかっこいい!!の画像

トレーラーの終盤でカメラの位置が斜め下に移動して、幾つかのサーチライトが巨大なロゴを照らし出します。

全体を照らすのではなくて周囲を暗い空に向けて光の帯が動きながら伸びていくという映像です。

ラストに向けて壮大でかっこいい演出ですが、どこかで見たことがある構図に思えます。

皆さんにも、もしかしたら見覚えがあるかもしれません。

映画が始まる前に各映画配給会社のシンボルでもある短い映像がスクリーンに映し出されます。

メジャーなところではパラマウント映画の山と星、ユニバーサル映画の地球とUNIVERSALのロゴなどです。

観客をワクワクさせるように各配給会社が制作したものが必ず本編の上映前に流れるようになっています。

そして最近では『ボヘミアン・ラプソディ』を大ヒットさせた20世紀フォックスのオープニング。

20世紀フォックスのロゴを誇らしげにサーチライトが照らす映像がテーマ音楽と共に昔からお馴染みです。

この映像を意識して今回のトレーラーは制作されたように思うのです。

聳え立つロゴと夜空を切り裂くサーチライト

スーツの似合うギタリスト

布袋寅泰【GUITARHYTHM Ⅵ】トレーラー映像を解説♪最新型のギタリズムはロゴもかっこいい!!の画像

もちろん単純にあのオープニングを模倣しているわけではありません。

傲然と聳え立つ巨大なロゴは、尖ったイメージで190センチ近い長身の布袋寅泰と重なるところがあります。

都会の夜空を照らすサーチライトも彼の繰り出す鋭いギタープレイに似合っているのではないでしょうか。

切り裂くようなギターのフレーズが暗い空へ向かって伸びるサーチライトの光と重なるような気がするのです。

元々ブリティッシュロックに憧れてギターを始め、ついにはロンドンに移り住んで新しい挑戦を始めた布袋寅泰。

アメリカンロックのようなラフな服装ではなくてビシッと着こなしたスーツでライブをやるのが似合う人です。

そんなところにもトレーラーの夜の大都会のイメージがぴったりだと思います。