ドラマの内容は、タワーマンションの高層階に住む主婦たちが権力を争い、それに巻き込まれて翻弄されていく、ある家族を描いています。
たしかにドラマにも合うのですが、バンドのデビュー後に続いた低迷、そして絶頂期へ上り詰めての解散を経験した、自身の人生観を織り交ぜているようにも感じます。
5位「SPARK」
目を閉じて始めよう この夜は誰のものでもない
唇を噛み合って 目弦がするほど抱き合って
確かめたい 生きていたい
出典: SPARK/作詞:吉井和哉 作曲:吉井和哉
この歌詞を歌えるのは吉井和哉さんしかいない、と思わせるようなセクシャルなイメージの歌詞。
今から何が始まるんだよ……!と、当時の未成年ファンたちはドキドキしていた曲だと思います。
行為がどうこう、よりも、その行為自体に「生」を感じていたんですね。
真実を欲しがる俺は 本当の愛で眠りたいのさ
恥ずかしいけどそれが全てさ
永遠なんて一秒で決まる
永遠なんていらないから
出典: SPARK/作詞:吉井和哉 作曲:吉井和哉
永遠とは、無限に続く未来まで終わりがないこと、ですよね。
“永遠に愛を誓う”などと使ったりしますが、ここでは「本当の愛で眠りたい」けれど「永遠なんていらない」。
夢物語みたいな幻想の愛ではなく、目の前の「一瞬の火花の中で」のスパーク、火花が輝くことは、永遠の愛にも等しいものなのかもしれません。
この一瞬が永遠のようにも感じる、刹那的でありながらかけがえのない愛や、命の煌めきを歌った曲だと思います。
4位から2位は?!
4位「ALRIGHT」
何よりもここでこうしてることが奇跡だと思うんだ
命はいつか絶えるだろう だけど 最高の出会いが
月日は流れて 力を集めて
ひとつに集めて
出典: ALRIGHT/作詞:吉井和哉 作曲:吉井和哉
2001年の「プライマル。」が解散を暗示させる曲だったなら、この「ALRIGHT」は復活の曲だと思います。
「何よりもここでこうしてることが奇跡だと思うんだ」、奇跡的な復活を待ち続けていたファンの心理も、ここに集約されているのではないでしょうか。
あなたと別れて 激しく求めて
ひとつに生まれて 無数に別れて
夜空を見上げて もう一度運命の
タイマーを回して
今夜 準備 ALRIGHT!
出典: ALRIGHT/作詞:吉井和哉 作曲:吉井和哉
「もう一度運命のタイマーを回して」というところは、再結成、そして活動再開を意味するように思います。
この曲でいう「あなた」はメンバーのことであり、きっとファンのことも指していますよね。
「今夜 準備 ALRIGHT!」大丈夫、イケる!と、ファンに向けて“お待たせ!ただいま!”を告げているような曲ですよね。
3位「Stars」
2017年9月より開始された、3ヵ月連続配信リリース企画の第2弾「Stars」。
ドーム公演に向けた「ドーム映えする楽曲」として制作されています。
DEAR MY ROCKSTAR
またあなたに呼ばれた
人生半ばで 大事なこと見つけた
学生 パパ ママ お姉さんセレブリティ
ようこそこの場所へ あの日のかさぶた剥がせ
出典: Stars/作詞:吉井和哉 作曲:吉井和哉