過去を振り返り、その頃の甘い体験を思い起こしながら僕は切なさに包まれているようです。
18歳という短い時間。ほかの1年と何ら変わりない長さでしょうが、主人公にとっては違いました。
18歳だからこそ感じること、18歳だからこそ考えることにたくさん直面したのでしょう。
心をかき乱されるようなこともたくさんあったに違いありません。
しかし君との別れ以上に主人公を動揺させた出来事はなかったのでしょう。
1行目、僕が自身のネガティブな感情を直接的に表現したのは歌詞の中でここだけです。
たくさんの出来事の中のたった1つに心乱されている僕は、その悲しさの理由さえピンときていません。
ひたすらに「悲しい」という状態だけが続いているのでしょう。
ただ続く2行目を見てみると、対照的に「優しい」という言葉が登場しています。
しかも優しいのは人ではなく、感情を持たない風。
この風はきっと、この先の主人公の変化を暗示しているものだと考えられます。
これまでの日々を振り返って沈んでいる主人公に差し伸べられた、救いの手。
渦巻くネガティブな気持ちを奪い去り、新たな気持ちを運んでくれそうな気がしませんか?
悲しみだけではない、これからきっと幸せが訪れるだろうと予感させる。
そんなフレーズでこの楽曲は終わります。
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