映画『るろうに剣心』のために作られた楽曲
実写版最終章の主題歌
この楽曲は、『るろうに剣心 最終章 The Final』の主題歌で、特別に書き下しされました。
ONE OK ROCKは、佐藤健主演で実写化された映画『るろうに剣心』シリーズの全てで主題歌を担当しています。
ONE OK ROCKにも深い影響を与えた作品のため、この機会に視聴してみてください。
エド・シーランと共同制作
イギリスのシンガーソングライターで4回もグラミー賞に輝いた実績のあるエド・シーラン。
この楽曲は、ONE OK ROCKとエド・シーランの夢のコラボで誕生しました。
制作は、イギリスの都会の喧騒から離れた場所にあるエド・シーランの私的なスタジオにて行われました。
醸し出される邦楽とは異なる雰囲気が魅力的の1つです。
MVも話題に
MVは、公開されるやいなや200万回再生されるなど大きな話題となりました。
MVはBUMP OF CHICKENの『ray』も手掛けた東市篤憲監督。
撮影は国内で撮影されましたが、迫力を感じられる仕上がりです。
歌詞の内容を理解するためにも、MVもチェックしておいてください。
それでは、楽曲の歌詞の意味を読み解いていきましょう。
歌詞解釈
不信感をもつ主人公
Got a fire in my soul
(心が燃えるような気持ちになった)
I’ve lost my faith in this broken system
(壊れたシステムはもう信頼できない)
Got love for my home
(故郷の家を愛している)
出典: Renegades/作詞:Taka・Ed Sheeran・Janee“Jin Jin”Bennett・Masato Hayakawa・David Pramik 作曲:Taka・Ed Sheeran・Janee“Jin Jin”Bennett・Masato Hayakawa・David Pramik
主人公は、歌詞の冒頭から怒っています。
壊れたシステムは、故郷の田舎にあった古い慣習や支配してくる大人だと考察できます。
故郷を愛していた主人公ですが、何かがきっかけで古い慣習や伝統を信じられない気持ちになっている様子です。
主人公は、『るろうに剣心』の登場人物である緋村剣心を意識した可能性が高いでしょう。
ただ緋村剣心だけでなく、古い習慣に疑問を持っている若者がイメージされます。
But if we cry is there anyone listening
(僕らが泣いても、誰も聴いていない)
We’re the forgotten generation
(忘れられた世代の僕ら)
We want an open conversation
(開かれた場所で話がしたい)
出典: Renegades/作詞:Taka・Ed Sheeran・Janee“Jin Jin”Bennett・Masato Hayakawa・David Pramik 作曲:Taka・Ed Sheeran・Janee“Jin Jin”Bennett・Masato Hayakawa・David Pramik
主人公には、同じように不満を感じている同世代の同士がいます。
他の世代は、主人公達の話を聞いてくれません。
話を聞いてほしいと願っているため、上の世代の人に文句があると読み解けます。
ただ主人公の世代は忘れられるほど人数も少なく、権力がないのでしょう。
このままでは、主人公の要望は通りそうにありません。
もしかすると、意見を言うことすら許されていない可能性があります。
支配者は主人公達が話し合い、まとまることで反逆を恐れているのかもしれませんね。