【ヒトリゴト(ClariS)】かわいい歌詞の意味を解説♪気付いてほしい想い…隠しちゃう気持ちに共感の画像

掛け違えてる
ボタンみたいなもどかしさを
ほどけないまま
また難しくしようとしてる
伝えたい気持ちは今日も
言葉になる直前に
変換ミスの連続で
ため息と一緒に飲みこんだら
ほろ苦い

出典: ヒトリゴト/作詞:ケリー 作曲:野村陽一郎

恋愛をするとなぜか空回るように不安を感じてしまうことがあります。

このフレーズでは、そんな「空回りする様」を「ボタンの掛け間違い」と表現しているのです。

自分が望んだように物事が進まない。

もっと上手にこの恋を進めたいのに。

こういった「理想と現実のギャップ」に悩んでいるのではないでしょうか。

また「変換ミス」という言葉も印象的ですね。

どんな意味なのでしょう?

ここではおそらく、「素直になれない」という意味合いで使われているのだと思います。

例えば「好き」と言いたいのに逆に「冷たい対応」をしてしまったなど。

気恥ずかしさや不安に襲われた時、本心とは違う行動を反射的にとってしまうことがあります。

恋に落ちたことを自覚

ふとしたときに 探しているよ
君の笑顔を 探しているよ
無意識の中 その理由は
まだ言えないけど
ひとりでいると 会いたくなるよ
誰といたって 会いたくなるよ
たった一言 ねえどうして ah
言えないその言葉
言えないこの気持ち ah
早く気づいてほしいのに

出典: ヒトリゴト/作詞:ケリー 作曲:野村陽一郎

サビでは甘酸っぱい恋愛感情が歌われています。

ふと好きな人の姿を探してしまう経験は、誰しもあるのではないでしょうか?

好きな人の笑顔を見るだけでとても幸せな気持ちが満ち溢れます。

こうした「無意識に目で追ってしまう」とか「無意識に笑顔を見たいと思ってしまう」という気づき。

これこそが恋におちた瞬間なのだと思います。

また、彼に対して「会いたい」と素直に伝えることができないよう。

つまり、まだ女性側から「好意」を伝えられていないとうこと。

恋人未満の関係性なのです。

女性は男性に自分の気持ちが伝わることを願っています。

自分から告白する勇気が出せないのかもしれませんね。

「両思い」である確証が持てないのでしょう。

淡い純粋な恋心が微笑ましいですね。

どうしてもポジティブになりきれない

湧き上がるネガティブな思考

1000ピースある
パズルみたいな選択肢と
想像力が 判断力の邪魔をしちゃう
つかめない気持ちは今日も
可愛くない顔みせて
自己嫌悪 プラス 後悔で
ため込んだ「ごめんね」を
吐きだすには ほど遠い

出典: ヒトリゴト/作詞:ケリー 作曲:野村陽一郎

後先を考えすぎて、結局行動に移せていないのでしょうか?

選択肢は無数にあって、様々な未来を切り開くことができるといえます。

どうしたらこの恋が成就するのか…。

その答えがなかなか出せずに、堂々巡りしている印象です。

そして上手くいかない中でネガティブな気持ちが湧き上がってしまったよう。

「なんで素直になれないのかな…」

「なんで可愛く振る舞えないのかな…」

そう悩めば悩むほど、さらに「理想の自分」から遠ざかってしまい、自己嫌悪に陥ってしまったのだと思います。

思わず「頑張れ!」と声をかけたくなりますね。

純粋に「好き」が言いたい

耳をすませば 聞こえてくるよ
君の声だけ 聞こえてくるよ
雑踏の中 気づかない
ふりしているけど
隣にいると 嬉しくなるよ
遠くにいると 寂しくなるよ
単純なこと でもどうして ah
言えないその言葉
言えないこの気持ち ah
もっと素直になりたい

出典: ヒトリゴト/作詞:ケリー 作曲:野村陽一郎

先ほどはネガティブになってしまいましたが、ここでは純粋な愛情が蘇ります。

どんなに落ち込んでも、やっぱり「君」のことを考えると一気に心が温かくなる…。

不安などといった大きな感情は、時に心を占領します。

そして「本来の気持ち」を見えなくさせてしまうのではないでしょうか。

でも冷静に考えると、その不安の根源には相手に対する「期待」や「愛情」があります。

彼と会ったときの幸福感。

それを「もっと欲しい」と思ってしまうから、不安が湧き上がるのです。

また、「彼に愛されているのか自信がない」というマイナスの認知も原因になりうるでしょう。

主人公はそのことに気が付き、このフレーズで自分の本来の気持ちを取り戻したのだと思います。

「好き」が言えないから悩んでいるだけ。

もし「好き」と言えたのなら、きっとこの不安を乗り越えることができる。

そう、ここではきっと「告白」を迷っているのではないでしょうか?

涙をそっと隠す

泣き出しそうな 空模様 (空模様)
頬に一粒 雨かな (雨かな)
不安定な心 傘で隠した
ヒトリゴトに 全部隠した
君のこと ほんとはずっと ah

出典: ヒトリゴト/作詞:ケリー 作曲:野村陽一郎

とても幻想的な描写ですね。

今にも降り出しそうなどんよりとした曇り空。

空を見上げているうちに零れた涙…。

それを「雨のせい」にして、傘で隠すのです。

これはひた隠しにした自分の気持ちを比喩した表現なのではないでしょうか。

相手に伝えることなく「独り言」として呟き続ける愛の言葉。

本当は相手に伝えたいのに、それが叶えられない「弱さ」に葛藤を抱えているのです。

恋心は叶うのか?