いっそセレナーデ(井上陽水)の気になる歌詞 の意味を徹底解釈！【コード譜あり♪】

ギター・ピアノ・ウクレレなどに切り替えられます。

「いっそセレナーデ」はゆったりとしたバラード調で、ピアノとギターの音色が美しい旋律を奏で、切なくもやさしい雰囲気の曲に仕上がっています。 「いっそセレナーデ」の歌詞をどのように解釈するか、何度も楽曲を聞きました。若い二人の別れた後の主人公の切なさとして解釈してみることにしました。

3年間の付き合いを経て2年前、彼女の父親が、東京から福岡市に転勤が決まります。お母さんの体調が悪く、両親と一緒に行かねばと思っていると彼女から聞きます。

その時、就職したばかりの主人公は、将来のことを決めきれず彼女からの別れのメールを貰います。

その後の主人公の彼女への思いの大きさと別れた切なさを「主人公の独白」で歌いあげていると解釈していきました。

君を忘れようと何度も決意してきた。君と別れたこの2年間、忘れるために、新しい恋も探した。グループ交際も何度か経験した。君が好きだったディズニーランドにもグループで行った。

5年前の君に”ディズニーランドのどこが好き？”と聞いたことがある。

”どこが好きなのかをあえてあげるなら、エントランス付近に来ると聞こえてくるアナウンスなの。 このアナウンスの声を聞くと、ディズニーランドに来た実感がわき、幸福感で胸が高鳴るの！” 

意外な答えだったが、当たり前の全てに感動を見出す君の存在の大きさを感じている。

2年前、彼女の父親が、東京から福岡市に転勤が決まった。お母さんの体調が悪く、両親と一緒に行かねばと思っていると聞いた。

両親は、私たちの結婚には賛成してくれると思うと彼女は言った。両親に会ってと言われたが、私は、はっきり君に意思を告げられなかった。

「待てと言って！私、何年でも待つから。」

「そんな先の事、分からないよ！」

そんな押し問答が転居するまで半年続いたが、話の最後は決まって私が黙ってしまった。

ある日、メールが来た。 “父の転勤についていきます。あなたとのお付き合いも終わりなのだと思いました。さようなら！今まで、ありがとう。携帯も今日変えました。“

私は自信がなかった。就職したばかりの私には、結婚という言葉が遠い未来のことに思えた。 君の別れのメールを貰ったとき、何故か“やっぱり”という思いが浮かんだ。人は好きなだけで、一生を決めることが出来ないことを知った。 

あれから、人を好きになることを忘れた。いや、好きになることを恐れた。仕事に没頭し、疲れ切っては、酒を飲んで現実から逃げて来た。

付き合っていた時、なんかの拍子で、君に「焼きもち焼いて」喧嘩して、1週間位音信不通になったことがあった。君の心は俺から離れたと思った。 俺は、負けず嫌いで、振られるのが怖くて“面倒！別れようぜ！”とメールした。 君に好きな人が出来たと思った。お互いの誤解だったことが分かった後の君の涙を思い出した。 あの時、一緒に聞いた「Spanish Guitar」の響きがラジオから流れて来た。