実はけんたろうお兄さんとあゆみお姉さんの卒業ソング!

速水けんたろう&茂森あゆみ【あしたははれる】歌詞の意味を解説!友達ってどんな存在?歌って元気になろうの画像

1999年3月の春。

この時期のNHKおかあさんといっしょの月の歌は「あしたははれる」。

タイトルのとおり、とても前向きになれる歌詞穏やかなメロディに心が自然と明るくなる曲です。

しかし、この曲は旅立ちのお別れソングとしての一面も!?

それもそのはず、この3月で今までの歌のおにいさん、おねえさんの速水けんたろうさん茂森あゆみさん卒業

だんご3兄弟の大ヒットでおかあさんといっしょの一時代を築いた、速水さん茂森さん。

人気のコンビの卒業は当時非常に大きな衝撃でした。

そんな2人に向けて、前身の8代目歌のお兄さん坂田おさむさんが心を込めて贈った曲が「あしたははれる」。

歌詞にも、悲しいさよならじゃないよという思い、温かい絆がうかがえるメッセージが散りばめられています。

今回はそんな素敵な歌詞に着目し、元気な気持ちになりましょう。

辛いときの心の支えに

泣きたいときは思い出してほしい

かなしくて なきたくなったとき
おもいだしてほしい ぼくらのことを

出典: あしたははれる/作詞:坂田おさむ 作曲:坂田おさむ

人は生きている中で様々な壁にぶつかり、時に苦悩に立たされます。

そんな状況になったとき、悲しく泣きたくなったとき、あなたはどうしますか。

冒頭で投げかけられるのは、そんなときにぼくらを思い出してほしいという温かい言葉。

思い出してほしいという言葉から、常に近くにいる存在ではないということがわかります。

また、辛いときも心の支えとして思い出す心のよりどころになるような存在でいたいという思いが分かります。

転校や卒業、引っ越し、退職などで離ればなれになったとき。

この言葉が胸にあると、いつでも心に大切な人を思い浮かべることができるのではないでしょうか。

いつでもとんでいくよ

くもにのり とんでゆくからね
ひとりぼっちじゃないよ
てをつなごうよ

出典: あしたははれる/作詞:坂田おさむ 作曲:坂田おさむ

次に歌われているのは、本当に辛いときは雲にのり飛んでいくよというメッセージ。

雲に乗るという言葉は飛行機とも連想することができますね。

遠い場所にいても、どんな手段を使っても辛いときにはかけつけるからという強い安心感を与えてくれる言葉です。

また、どんなときも1人じゃないという温かい言葉も心に響きます。

友達だよ

友達ってどんな存在?

すきだから きみがすきだから
ともだちさ いつも いつまでも

出典: あしたははれる/作詞:坂田おさむ 作曲:坂田おさむ

サビの歌詞。

ここで出てくる印象的な言葉は「すきだから」と「ともだち」。

すきという言葉は、すきだから、きみがすきだからと2回も繰り返されています。

それほどゆるぎなく強い思いということが伝わってきますね。

また、次のともだちという言葉。

あなたにとって、友達とはどんな存在でしょうか。

気軽に話せる存在、ともに励ましあう存在、言いたいことを言い合いはしゃげる仲…。

様々な形があり、つきあってきた時間や体験によって、その思いの深さは異なるでしょう。

ここでは、好きだからと同じく、いつもいつまでもと言葉を変えて繰り返しています。

よって、それほど友達という思いが強いといえるでしょう。

さらにいつまでもという言葉はずっと長く続く友情ということを表しています。

一時の友達や、日常的につるむだけではない辛いときに支えとなる長く続く友情といえるでしょう。

いつまでも集まろう。みんなで

ゆめじゃない みどりのそうげんに
みんながあつまるよ きみとうたうよ

出典: あしたははれる/作詞:坂田おさむ 作曲:坂田おさむ