「応援歌」で伝えたい

湘南乃風【応援歌 feat.MOOMIN】歌詞の意味を考察!夢をあきらめそうな時…マジ心に響く応援歌の画像

2004年3月3日発表、湘南乃風のメジャー・デビュー・シングル応援歌 feat.MOOMIN」。

友人との出会いと励まし合いの中で生きてゆく意味を探ってゆく名曲として親しまれています。

人生の節々で想い出す友人が放った言葉の端々。

私たちの人生はいかに周囲の人によって支えられたものであるかを思いしる1曲です。

「応援歌」自体が友人のレゲエ音楽家たちの助力で制作されました。

友と生きてゆくことの楽しさをこの歌ほど思い起こさせてくれる曲は珍しいです。

私たちは友人の助力なくして人生を切り拓いてゆくことはできません。

生まれながらにして社会的存在である私たちは社交性を広げてゆく中で人生の意味を知ります。

頼もしい友人の言葉に勇気付けられて今日まで生きてきたという人も多いはずです。

今は孤独の淵にある人にもかつて子どもの頃にいた友人とのまぶしい交流を想い出せるはず。

湘南乃風の「応援歌」を通して友人との愛というものを考察してゆきましょう。

それでは実際の歌詞をご覧ください。

卒業がキーワード

自分の限界を決めるな

湘南乃風【応援歌 feat.MOOMIN】歌詞の意味を考察!夢をあきらめそうな時…マジ心に響く応援歌の画像

本当の卒業の意味を知る日々よ 今を生きよう

You say stand up 夢を捨てんな
お前すげぇんだ Do you remember
I say stand up 夢を捨てんな
居ねえと辛ぇんだ Stand Stand……up

出典: 応援歌 feat.MOOMIN/作詞:湘南乃風 MOOMIN 作曲:湘南乃風 MOOMIN Home Grown

歌い出しの歌詞です。

クライマックスまでリフレインされる箇所でもあります。

卒業というものは学業の区切りだけではありません。

いずれ青春にも卒業と呼ぶべき瞬間が来るのでしょう。

いつまでもバカやって過ごしてはいられなくなるのが人生です。

それでもつまらない大人にはなりたくないなと祈る心も透けます。

一瞬を大切に生きてゆくことで明日へ生命の線を伸ばしてゆくことを歌うのです。

自分のできることに限界を設けないで生きること。

自信過剰と思われても覚悟すると歌います。

いずれ大輪の花を咲かすことができると信じて生きてゆくことが大事なのでしょう。

こうした考えが「応援歌」の芯になっています。

才能を認め合うこと

湘南乃風【応援歌 feat.MOOMIN】歌詞の意味を考察!夢をあきらめそうな時…マジ心に響く応援歌の画像

語り手が落ち込んでいたときにお前の可能性はすごいんだから立ち上がれよといってくれた友人。

少し先輩のような立場なのかもしれません。

ただ音楽仲間というのは縦の関係はよほどの大先輩とかでない限り普通の社会よりも緩いです。

音楽に限らず芸術・文化一般の人間関係は才能こそがモノサシになります。

多少の先輩であるくらいならばむしろ横の関係になるのです。

友人は先輩としてというよりも同輩として語り手を励まします。

自分の可能性を思い出せと教えてくれました。

語り手はこの言葉をずっと大事なものとして抱えて生きてゆきます。

人生の節目でこうした言葉をくれるからこそ友人というものは持つべき存在です。

出会うことの奇跡

ヒーローのような友人

湘南乃風【応援歌 feat.MOOMIN】歌詞の意味を考察!夢をあきらめそうな時…マジ心に響く応援歌の画像

思い出したぜあの頃 誇り懸けて戦う男の
周りに人だかり憧れる人ばかり俺もその一人
あの日から始まったストーリー ほどいた記憶の糸をたどり
甦る日々 今だから思う 出会いの意味

出典: 応援歌 feat.MOOMIN/作詞:湘南乃風 MOOMIN 作曲:湘南乃風 MOOMIN Home Grown

友人は周囲にとってはヒーローのような存在でした。

男性が男性に憧れるというのは青春期に固有の現象かもしれません。

ただ友人の方はそうした持ち上げられ方には頓着しないで人付き合いをする人のようです。

こうしたフランクな人柄でありながら人を呼ぶ才能のある人は本当に立派でしょう。

心の底から尊敬できる人柄であるはずです。

友人関係というのはお互いへのリスペクトがないともろく破綻します。

正直なところ尊敬できるところのないどうでもいいような人に私たちは執着しません。

リスペクトできるからこそお互いの関係を保って生きてゆけるのです。

リスペクトしあって生きたい

湘南乃風【応援歌 feat.MOOMIN】歌詞の意味を考察!夢をあきらめそうな時…マジ心に響く応援歌の画像

そうしたリスペクトを集める人は自然に輝いています。

私たちは光に吸い寄せられる昆虫たちのように彼・彼女の魅力に気付かされるのです。

実際に魅力的な人を見ると私たちの瞳孔は大きく開いて周囲の光を吸収します。

そうすると見つめる人のオーラが輝いて見えるのです。

オーラを感じる人というのは魅力的でしょう。

歩くパワー・スポットのように一緒にいるだけで癒やされます。

彼・彼女と過ごした日々も記憶の中で輝き出すでしょう。

出会うということには偶然と必然の紙一重のいたずらが作用しているのです。

青春期の記憶