3rdシングル

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2016年3月に3rdシングルがリリースされました。『Lovers/「伝言歌」』と、初の両A面シングルになっております。

『Lovers』MVがYouTubeに公開されたり、FMラジオ曲のFM802でヘビーローテーションに選ばれるなど、話題を集めました!

伝言歌というタイトルに「」が付いていますが、それは封筒を表しているそうです。伝える、届けるという思いが「」に込められているのでしょう。

『Lovers』ほど話題を集めることは無かったかも知れませんが、『「伝言歌」』はリリースされるにあたって壮大なドラマがありました!

「伝言歌」はsumika復活を象徴する一曲!実は18歳の時に作った?歌詞の意味を紹介!コード譜ありの画像

「伝言歌」がリリースを迎えるまで

18歳で作った楽曲

「伝言歌」はボーカルの片岡健太さんが18歳の時に作った楽曲です。楽曲がリリースされたのが2017年なので10年以上前のことです。

18歳の時に、3年間両想いしていたにも関わらず、どちらも思いを告げなかった2人がいました。

その2人が同じタイミングで遠くに引っ越してしまうことになったそうです。恐らく高校3年生の頃の卒業時期でしょう。

それを見兼ねた片岡健太さんが、思いを寄せいている女性を呼びだし、思いを伝えるように説得しました。

そこで片岡健太さんが言葉にできないなら歌にしよう、と言って『「伝言歌」』を作り、片岡健太さんがギターを弾きながら女性が歌い、その思いを届けたそうです。

その思いを届けた後、男性は飛行機で旅立って行ったそうです。素敵なエピソードですね!

「伝言歌」はリリースされなかった

その後、思いを寄せ合っていた2人からバンドで歌って欲しいという要望を受けました。

当時、片岡健太さんがsumikaの前に所属していたbanbiというバンドライブで歌われるようになりました。

banbiはメジャーデビューも果たしていましたが、音源化されることは無かったのです。

この楽曲を作った片岡健太さん本人にとって「伝言歌」は、自分がギターを弾いて、思いを寄せていた女性が歌うというもので完成されていたのでしょう。

それを超えられる自信が無く、CD音源になることは無かったのです。

sumika結成後のライブ活動休止

banbiが解散した後、片岡健太さんはsumikaというバンドで活動を開始します。

sumikaでの活動は順当に進んでいたように見えましたが、突然片岡健太さんの声が出なくなり、ライブ活動を休止しなければならない自体になりました。

その間、音楽以外のものと関わる機会が沢山あり、人間的にも成長できたのでしょう。

復帰してリリースされた3rdは、2種類の「愛」について歌われた楽曲が収録されました。

素敵な思い出を素敵な思い出で終わらせるのでは無く、みんなに届けたいという思いが優ったのです!

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歌詞解説

日毎に増えてく小言
それはあなたを知りすぎているから
面倒な照れやもどかしさも
受け入れて私 5分後には変われる
出会って三年間
まともにお世辞も
言えない私を救って
この言葉を自分勝手に
今投げるから

出典: 「伝言歌」/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太

3年間思いを寄せていたということで、とても仲が深まっていることが分かります。

出会った3年前はうまく喋れなかったようですが、今では小言を言える関係になっています。

男性側にはサプライズだったようなので、自分勝手にという言葉を使っているのでしょうね。

あなたのそのデカイ手などやら
音感のないその歌声も
笑うと消えるほど細い目も
全部全部知っているから
皮肉も言えない正直さを
ジョークも言えない真面目さを
からかって逃げる気なんてない
全部あなたに

出典: 「伝言歌」/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太

気になる人のことをからかったり、茶化したりするのはよくあることです。

相手の嫌なところ、嫌いなところだってあるでしょう。ですがそれも見方を変えると愛しくなるものです。

全て受け入れようとしています。それが人を愛するということなのです。

伝えたい全部あなたに
全部伝えて この言葉よ
迷わないように
伝えたい 今の私の半分以上が
あなたで出来ていると気付いたから

出典: 「伝言歌」/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太

全部伝えたい、と言っていますが、「好き」「愛している」という言葉は使われていません。

「半分以上があなたで出来ている」という言葉が使われています。面白い表現ですね。

半分以上、彼のことを考えているのか、自分の考え方が彼に染まっていったのか、詳しいことは分かりませんが「好き」ということが分かる表現です。

この歌を歌う前か、歌った直後に言葉で思いを伝えたでしょうね。