「WALK」について
まず、CHAGE and ASKAの「WALK」の基本情報についてご説明します。
1989年3月発売の23枚目のシングル
「WALK」は、CHAGE and ASKAの1989年3月に発売された23枚目のシングルです。このシングルは、当時は「CHAGE&ASUKA」名義で発売されました。
1992年に再発された際には「CHAGE&ASKA」名義となっており、2人の歴史を感じさせますね。
「WALK」は、男の誠実な愛や夢へのひたむきさが描かれた歌詞が魅力です。
また、流行を追いかけるのではなく、音楽を追求した作品であるとASKAは語っています。CHAGEにとっても、「ASKAが書いた中で1番好き」な曲なのだそうです。
この曲はファンにとっても名曲であり、CHAGE and ASKAにとっても重要な作品であることがおわかりいただけると思います。
カップリングは、アルバムに収録されたことのない「抱いたメモリー」です。
アルバム『PRIDE」収録
また、「WALK」は1989年8月に発売されたCHAGE and ASKAの12作目のアルバム「PRIDE」にも収録されています。
「PRIDE』は、デビュー10周年という節目の年に発売された2枚組のアルバムです。2ndアルバム以来のオリコンチャート1位を獲得したアルバムでもあります。
「WALK」の他にも「LOVE SONG」「PRIDE」「天気予報の恋人」「熱い想い」など、収録されているのは名曲ばかりです。
まだ聴いたことがないという方は、この機会にぜひ聴いてみてください。
「CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20TH」など、ベストアルバムにも「WALK」は収録されています。CHAGE and ASKAの入門にもおすすめです。
スバル「VIVIO」CMソングとして話題に
「WALK」はSUBARUのVIVIOのCMソングに使われた事でも、話題を集めました。
美しい女性がSUBARUのVIVIOに颯爽と乗り込むCMが、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
CHAGE and ASKAの曲は、SUBARUのCMソングに多く使われています。彼らのことを応援していた企業なのですね。
「天気予報の恋人」「DO YA DO」をはじめとする7曲が採用されています。
このことからも、当時のCHAGE and ASKAの高い人気をイメージできるのではないでしょうか。
もちろん、「WALK」は今でも色褪せない魅力を持っています。
歌詞の意味を紐解く
次に、「WALK」の気になる歌詞の意味を紐解いていきたいと思います。
いつも勇気づけてほしい
眠れないままに朝の光を仰いだ
入れ替わるばかりの気持ちに身体を絞られながら
長い長い映画の途中でメインキャストからも外れている
出典: https://twitter.com/smdknsk/status/471049069092020224
溢れる地下鉄の波を泳いだ クロールの手つきで心の焦りを掻き分けながら ありったけの呼吸で君へ走った
出典: https://twitter.com/hano_classroom/status/743780054916706306
さまざまな考えが頭の中をめぐり、気持ちが落ち着かずに眠れなかったのでしょう。
疲れた体や心のままでいると、主役のはずだった自分の物語からも外れているような感覚になるのだと思います。
そして、その気持ちから立ち直るために地下鉄の人混みをかきわけて、自分をわかってくれる恋人のもとへ走るのです。