「可愛いミーナ」コカコーラCMソングとして人気に!

可愛いミーナ(桑田佳祐)のタイトルは〇〇からとった!?歌詞を解説!コカコーラのCMソングで話題に!の画像

爽やかなCMを彩る曲

2002年にテレビCMとしてオンエアされたこちらの映像コカコーラ「No Reason」キャンペーンのCMです。

サッカーボールを蹴ってグラウンドを駆け上がる選手を演じているのは、俳優の山田孝之さん。

それを見守っている女子学生を女優の蒼井優さんが演じています。15年も前ということもあって二人とも若いですよね!

コカコーラ社が2002年日韓ワールドカップの協賛企業だったこともあり、CMの内容はワールドカップを意識したものとなっています。

別のバージョンでは女優の香里奈さんも登場しました。

爽やかな青春の1ページを切り取ったようなCMを彩るバックミュージックは、サザンオールスターズのボーカル・桑田佳祐さんの歌う「可愛いミーナ」という曲です。

このCMがきっかけで「可愛いミーナ」は大人気の曲になりました!

しかしこの曲は、CMオンエア当時まだCD化されておらず「発売予定は無い」という話まであったのです。

ただし実際はフルバージョンまで制作・収録されていたそうですよ。

「可愛いミーナ」はコカコーラ3部作完結編


桑田さんとコカコーラ「No Reason」キャンペーンとのタイアップは、2001年から2002年にかけて行われました。

第一弾では「波乗りジョニー」、第二弾では「白い恋人達」を提供。その後、第三段として「可愛いミーナ」がCMで使われました。

この3曲は桑田佳祐のコカコーラ3部作と呼ばれています。

なぜ8thシングル「東京」のカップリング曲に?

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先述のとおり「可愛いミーナ」はCMで話題沸騰しました。

桑田佳祐名義のソロ曲でありながら、サザンメンバーである松田弘さんと原由子さんがレコーディングに参加した曲でもあって、多くの人々がシングルCDの発売を待ち望んでいました。

2002年6月、待望の8thシングルが発売されたのですが、なぜか「可愛いミーナ」はA面ではなくカップリング曲として収録されたのです!

A面シングルとして収録された曲は「東京」

よく言えば重量感があり悪く言えば暗い曲「東京」が、なぜシングルA面なのか?

なぜ「可愛いミーナ」がA面ではないのか?

…世間の目は冷ややかなものでした。

桑田さんのファンの間では「波乗りジョニー」「白い恋人たち」とミリオンヒットが続いたあとで、大衆に迎合せず自分の音楽を表現したかったのでは?と考えられています。

「可愛いミーナ」<ミーナ>って誰のこと?

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 「可愛いミーナ」のタイトル<ミーナ>は、イタリアの歌手・ミーナ・マッツィーニさんから引用されています。

ミーナ・マッツィーニさんは、日本語でも多くのアーティストに歌われた「砂に消えた涙」の原曲を歌った歌手です。

桑田さんにとって「砂に消えた涙」は大好きな曲のひとつなんだそうです。よかったら「砂に消えた涙」を聴ける下記の動画もご覧ください。

桑田さんの作詞した曲には、たとえば「いとしのエリー」や「チャコの海岸物語」など、よく人の名前が登場しますね。

こちらの人名には元になる人物が存在するものの、歌詞の内容に人物像が反映されている曲はあまり多くありません。

桑田さん本人のトークでも話題になりますが、歌詞全体の語感やメロディに合う名前を採用しているそうですよ。

ただし「可愛いミーナ」と「砂に消えた涙」は前奏が似ていますし、どちらも海が舞台の歌詞で「熱いキッス」という共通の言葉もあります。

「可愛いミーナ」が「砂に消えた涙」をリスペクトして作られた曲であることは間違いないと思います。

「可愛いミーナ」の歌詞を解説!

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