変わらず山の頂に立つ空海。

自分以外に誰もいないということは、自分を見る者がいないということ。

自分が道を誤っても言葉を掛けてくれる人はいません

それはひどく不安なことです。

不安でも、迷っても、誰に助言を求めるでもなく自分を信じるしかないのです。

この山の頂でさえ孤独や不安に押し潰されそうな空海。

さらに遥か上を目指す人を見て自分と比較します。

この場所でさえこんなにも強い不安に苛まれている自分には上を目指す自信がありません

自分の小さなプライドが傷つけられます。

見失わない自分自身

私は夢を追う者
私は信じる者
降伏はしない

出典: Mountain Top/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

極限の状態でも、空海は自分を見失いませんでした。

「私は夢を追う者」、つまり現状で満足することなくまだ上を目指す。

そして誰も側にいなくても、私は自分を信じる

「降伏はしない」というのは、自分自身に対して、ということなのでしょう。

孤高の存在である空海の唯一の敵は、自分自身しかいないのです。

自分と向き合うこと

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内面を深く進む

この道の引き返し方さえわからない
さらに深く進もう
もっともっと高く駆け上がろう
あなたというエゴを見せて

出典: Mountain Top/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

山の頂に登り詰めた空海にもう退路はありません

引き返そうとしても引き返せない、進むしかないのです。

どうせ進むなら、「さらに深く」もっともっと先を目指す。

この「深く」というのは物理的な距離ではなく精神的なものです。

今、この世の頂にまで登り詰めた自分にも、内面にはまだ辿り着いていない境地がありました

自分自身の内面にある深淵は、進んでも進んでも終わりがありません。

内面を掘り下げることで、もっと高く駆け上がる。

「深く」進むことで「高く」駆け上がる

言葉の対比が印象的な秀逸な歌詞です。

「エゴ」とは「自我」、つまり自己に対する認識です。

「あなたというエゴを見せて」とは、もっと自分に目を向けてということです。

まだまだ自分が知らない自分がいるということを示唆しています

後世に残すメッセージ

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『自分が心から信じる道を進め』
『他人に自らの道を決めさせること勿れ』

そんなに人生は簡単ではないけれど
この先の子孫よ
どうやらそれくらいしか言えることはなさそうだ
残りは君自身が決めればいい

出典: Mountain Top/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

冒頭で自分に言い聞かせていたフレーズを再度繰り返す空海。

自分自身の内面を掘り下げ精神の更なる高みを目指します。

そのとき指標となるのはやはりこの言葉です。

自分が心から信じる道を見失わないように、この言葉だけを強く胸に刻み進みます。

自分の人生は自分で決めるのだという強い決意が伝わります

やはり自分を保つこと、他人に惑わされないことは簡単ではありません。

それでも、子や孫、その先の子孫、そして後世に伝えることができる言葉。

それは「自分が信じる道を進む」「他人に惑わされ自分を見失わない」という言葉だけでした。

その言葉をどう解釈しどう行動に生かすかは、言葉を受け取る側に託します。

「他人に自らの道を決めさせること勿れ」というメッセージがここにも感じられます。

まとめ

「Mountain Top」は超大作スペクタクル映画に相応しい壮大な内容、MVとなっています。

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