彼の死生観

明日何が起こるなんて 分からないから見たいんだ
仲間たちと好きに生きた日々のまんまで

出典: ハルジオン/作詞:TAKUYA∞ 作曲:彰,TAKUYA∞

大事な友人を失っているからこその歌詞だと思います。

別れが突然やってくることを、TAKUYA∞は知っています。

だからこそ、笑い合える最後の日までありのまま過ごす。

仲間への強い愛と彼の死生観が伝わってきます。

あの時の気持ちを思い出す

剥き出しの個性

くだらぬ物に執着 そこはなんら変わりは無い
犬も喰わない個性むき出し 絵にならぬその態度も良いね

出典: ハルジオン/作詞:TAKUYA∞ 作曲:彰,TAKUYA∞

UVERworldは、デビューするまでに長い時間と多くの困難がありました。

どうしたらミュージシャンとして成功するのか思い悩む日々。

やりたい音楽がやれない時期もあったと、ライブで公言しています。

彼らはよく自分たちのことを、はみ出しものと言います。

誰かに否定されることがあっても、プライドを曲げることはありませんでした。

そんな強烈な個性を捨てなかったからこそ、成功できたのかもしれません。

この歌詞は、かつて誰かに言われた言葉のようにも思えます。

出会いから生まれたチャンス

出逢うか逢わないかは 人の数だけの確率の地図上で重なる

出典: ハルジオン/作詞:TAKUYA∞ 作曲:彰,TAKUYA∞

そんな彼らも、人との出会いには心から感謝しています。

自分たちを否定する人もいれば、認めてくれる人もいるのです。

デビューのきっかけも、人との出会いでした。

ベイサイドジェニーにてソニー・ミュージックレコーズの社長が
UVERworldを目撃。ライブ当日夜に契約を締結した。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/UVERworld#2000年6月6日_-_2005年:結成_-_デビュー直前

こうして、夢を叶えるチャンスを手にした彼ら。

出会うタイミングが少しでも違えば、違う結末になっていたでしょう。

仲間と過ごす愛すべき時間

仲間想いだからこそ

ボーカルのTAKUYA∞は、ファンとの交流を大事にしています。

ライブ前後に、自主トレーニングとして10km走る時も、ファンと走るのです。

言葉は交わさずに黙々とランニングする彼に、ファンは黙って付いていく。

そんなアーティストはなかなかいないと思います。彼とファンは対等です。

自分よりペースが早い人がいれば尊敬し、そのあと友人にもなるそうです。

驚くべきことに、彼は自宅のマンションにファンを住まわせていた伝説もあります。

街中で会えばみんなで飲みに行くほどフレンドリーです。