人生は楽しいことがいっぱい。
人生はいつでも輝いている。
そんなことを言って盛り上げたいわけじゃない。
周りに気を使って、楽しいふりをするのはもう嫌なんだ。
この歌詞部分では、そのような感情を読み取ることができます。
この曲の主人公は今の現状に疲れてしまったのでしょうか。
みんなに励まされ頑張ってきたけど、そんなことがしたいわけじゃない。
この檻から抜けて、空をみたいだけ。
自由になりたかっただけなんだ。
そのように、檻から出たいと叫んでいる姿を連想させます。
同情されている?
この場面では、同情されているのではないかと感じます。
その相手は動物になっていますが、これも周りの人間を例えたのでしょう。
哀れみの顔で
あのインドクジャク困ったような顔で
ウロウロウロ檻の中
出典: ベンガルトラとウィスキー/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
かわいそうね…もう外には出られないでしょうね。
インドクジャクである人物が、こちらに向かってそう言います。
同じように外には出られないはずだけど、同情されている。
インドクジャクは諦めたのでしょうか。
諦めたから、こちらにそのような顔を向けたのです。
もしくは『あなたも捕まってしまったのね』という顔。
どちらにしても、同情されていることに代わりはありません。
小さな幸せを求めるだけ
ただ君の声が君の声が君の声が
ききたいだけなのに
出典: ベンガルトラとウィスキー/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
主人公は君という、愛する人の声を聞きたかった。
ただそれだけなのに、その願いすらも届きはしない。
その望みの強さが、1行目にある「君の声」の3回続く様子でわかります。
それほど君を求めているのでしょう。
自由になりたかった理由は、君に会いたいから。
もう1度会いたいと願っていたからなのでしょう。
小さいことかもしれませんが、この主人公にとっては大事なことです。
そんな小さな幸せすらも檻の中にいては叶いません。
落ち着いて
安いウィスキーウィスキーウィスキーで
全部丸一日全部無駄にしてしまったってまた
テイクイットイージー
テイクイットイージー
またおんなじ声で繰り返してくれるんだろうね
出典: ベンガルトラとウィスキー/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
彼女に言われた「落ち着いて」という言葉。
酔っ払っていては、その言葉も届きません。
彼女は何度も何度も、主人公にお酒を控えるように言っていました。
この楽曲の主人公は、仕事や人間関係のストレスをお酒で発散していたのです。
何度も言われた「落ち着いて」という言葉は、今でも耳に残っている。
でも、直接聞きたいなあ。
離れて行ってしまった彼女を懐かしむような様子を感じます。
また会えたら、同じようなことを言われてしまうんだろうな。
主人公のそんな感情も読み取ることができます。
この道で合っているはず
この場面では、主人公が不安に思っている様子がわかります。
このままでいいのか。
そんな疑問も感じることができます。
この道で合っているのか葛藤している部分をみていきましょう。
戸惑い
嘘みたいな場所に放りだされて
ウロウロウロウロ檻の中
出典: ベンガルトラとウィスキー/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平