どこだかわからない、味方は誰もいない場所。
そんな場所に独りきりの状態です。
この主人公は、彼女と別れてから支えがなくなってしまいました。
そのため、わけのわからない場所で戸惑っています。
俺は間違っていたのか。
そんな疑問が主人公の思考を妨げ、気力を無くします。
これで合ってるはず
でもオイラが正しいオイラが正しいと
檻の中、檻の中、檻の中
出典: ベンガルトラとウィスキー/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
彼女がいなくなったけど、俺は間違ってない。
ちゃんとやっているよ、絶対大丈夫だって。
ここの歌詞部分ではそんな心情を感じ取ることができます。
ですがこれはやせ我慢なのではないでしょうか。
彼女が正しかったけど、それを認めたくなかっただけ。
だからあえて、自分が合っていると言ったのではないでしょうか。
そうしなければ、この現状を目の当たりにして苦しくなってしまうから。
この状況を辛いと思ってしまって、生きていけなくなってしまう。
そのため、何度も復唱しているのでしょう。
少しの望み
あのベンガルトラ ベンガルトラ
ウロウロウロウロ檻の中
ただきれいな空が君の声が
君の声がききたいだけなのに
出典: ベンガルトラとウィスキー/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
自分が正しいと言っていた主人公は、檻の中に閉じ込められたまま。
少しの望みも叶わない、つまらない檻の中です。
あの頃、君と離れていなければ、変われたのかな。
この歌詞部分では、この曲の主人公が後悔しているのだと感じます。
ただそれだけのことなのに、できずにもがいてウロウロ。
サビの部分でたくさん出てきたウロウロとは、もがいている様子でしょう。
いつか抜け出せる少しの望みを信じて。
まとめ
この曲に出てくる檻とは、ストレスなどを意味しているのではないでしょうか。
社会の波に揉まれるストレス、自分自身へのストレス。
空が見えないのも、そんな余裕が少しもないから。
たくさんのストレスが行き交う世の中で、唯一の支えだった君がいなくなる。
君がいなくなったことによって、そのストレスに閉じ込められてしまった。
ここからは抜け出せない、君の声が聞きたい。
【ベンガルトラとウィスキー】にはこのような意味が込められていました。
疾走感のあるメロディーは、あっという間に過ぎていく毎日を表現したのでしょう。
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