back number【サマーワンダーランド】歌詞の意味を解説！無傷では帰れないワンダーランドとは？

アクション映画は得てして印象に残りづらいですが、ここでは少し意味が違いそうです。

ここでは結果の残せなかったデートとして挙げているのでしょう。

いつも肝心なところで誤魔化してしまう、彼の姿が容易に想像できますね。

そんな彼に彼女は少しうんざりしています。

彼もそのことは十分わかっているはずです。

そんな彼女を説得して、なんとかデートにこぎ着けています。

さっきは夏のせいは嫌だと言っていたのに、ここでは夏のせいにしていますね。

このあたりが何とも彼らしいです。

“割り切れない”に“踏み切れない”とないないづくしの彼ですね。

今まで“ワンダーランド”や“夏に紛れて”などかなり遠回しに、彼は君への愛を説明してきました。

ただ、彼が伝えたかったことは、これだけのはずです。

「君のことが好きだ。」

しかし彼は何かと理由をつけて回りくどい説明をして、恋から距離をおいていました。

なぜかと疑問に感じる人もおられるかと思いますが、答えは簡単です。

自分が傷つきたくないから、それだけでしょう。

彼は恋のことを、無傷で帰れない場所と歌っていました。

付き合う前から、すでに別れたときのことを想像しています。

彼はきっと完璧主義で、失敗を恐れてしまうタイプなのでしょう。

だからこそ恋に完璧はないと知っていても、あと一歩が踏み出せません。

つまり今までの歌詞はすべて自分への言い訳、自分を説得するためのものだったのです。

俺に付いて来いとは言わずに、かなり曖昧な表現の告白ですね。

彼らしいといえば彼らしいですが、人によってはこれを告白とは思わないでしょう。

しかも、うまくいかなかったら秋のせいにしようとしています。

最後まで彼はブレませんね。

ただ、どんなに遠回しな言い方でも彼は最後に告白しました。

しかも“大怪我”とあるように、彼は傷つくことも覚悟しています。

タイミングを一度逃しているので、ある意味当たり前ですが。

それでも彼は相当勇気を振り絞って、彼女に想いを告げたはずです。

不器用な彼の精一杯の想いが伝わってきますね。

back numberの「サマーワンダーランド」は冴えない男性の恋愛模様を描いた曲でした。

多くの男性がこれに似た経験をしたことがあるのではないのでしょうか？

憧れの女性と付き合いたいのに、つい失敗したときのことを考えてしまいます。

自分を納得させる理由をつけて、保険を幾重にもかけてプライドを守るのです。

特に大人になってくると、こう考える男性の方は多いように思います。

しかし、この歌詞解説を読んでわかったはずです。

そんなこと、何の意味もなさないことに。

今あなたが告白するか、しないかで迷っているなら告白しましょう。

もしかしたら、当たって砕けるかもしれません。

しかし、その経験はあなたを必ず成長させるはずです。

さらにback numberの曲が知りたい人は下の記事からどうぞ！

「サマーワンダーランド」と同じシングルに収録された曲になります。

ドラマ「大恋愛～僕を忘れる君と」の主題歌にも抜擢されました。

こちらも男性の心情を細かく綴ったラブソングです。

内容は中々にまどろっこしくて、こっちも聴いているとヤキモキしてきます。

筆者は聴いていてストレートに想いを伝えろよと、つい口出ししたくなりました。

しかし歌詞の意味が分かったとき、回りくどい言い方に彼の優しさが詰まっていたことが分かります。