ありったけの愛を詰めて

冬に聴きたい暖かくなる曲♪

ビッケブランカ【Winter Beat】歌詞解説♪愛だけをギフトにして…あなたの家にやってくるのは誰の画像

CMやアニメとのタイアップで注目を集めているビッケブランカ

2018年11月21日に2ndアルバム『wizardをリリースしました。

今回はその中から冬の寒さも和らぐような暖かい曲をご紹介します。

『Winter Beat』というタイトルは直訳すると「冬のビート」。

一体、どんなビートが聴こえてくるのでしょうか。

歌詞を詳しく解説してみました。

ハッピーになるMVもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。

MVをチェック!

移動しながらピアノを演奏!

優雅に一人用のカウチで読書をしていたビッケブランカこと山池さん。

天気が良いことに気がついたのか立ち上がって大きく腕を広げます。

背景には富士山も見えますね。

頭上からの視点に切り替わると、なんと彼がいるのは移動式の部屋のようなスペース。

レコード・プレイヤーや花瓶に活けた花、客用ソファーなど居心地の良さそうな空間です。

トラックに引かれて部屋ごと移動しながら、ピアノを弾き、歌うビッケブランカさん。

ピアノは裸電球で飾られているため夜でも弾けそうです。

注意して見ると旅行トランクや小さな地球儀のようなものが転がっているのも見えます。

どうやら旅の途中のようです。行く先々で演奏しているのかもしれませんね。

「ガーナ」とのタイアップ!

ビッケブランカ【Winter Beat】歌詞解説♪愛だけをギフトにして…あなたの家にやってくるのは誰の画像

場面は切り替わって夜に。

バンドメンバーと思われる人達と楽し気に過ごしています。

ビッケブランカさんがおもむろに取り出してかじったのは、ロッテのチョコレート「ガーナ」。

『Winter Beat』は「ガーナ」とコラボした曲なんだそうです。

だからMVにも「chocoholic ver.」と付いていたというわけですね。

明るい日差しの中で歌っていたはずのビッケブランカさんですが…

夕焼けの中、雪も降ってきました。空には月も浮かんでいます。

その後は昼、夕方、夜と3つの時間帯にシーンが分かれて交互にカットインされます。

予想通り、ピアノやそこかしこにディスプレイされた裸電球が光り、とても綺麗。

雪が止んだかと思うと、最後にスタッフロールが流れてMVは終わってしまいました。

ところで、MV中にビッケブランカさんとメンバーが被っている帽子はそれぞれとてもキュートですよね。

日本ぽくないロケ地ということもあり、牧歌的な雰囲気が増しています。

そう、例えるなら『あらいぐまラスカル』や『アルプスの少女ハイジ』のような…

どうしてこんな雰囲気なのかというのは、歌詞の内容を知ると分かってくるでしょう。

それでは、次は 『Winter Beat』の歌詞についてせまってみたいと思います。

歌詞を解説!

夜に急いで走る誰か

冬の雪の精を気取って走るよ南へ
愛をありったけ詰めれば間に合う気がして
凍てつくよ つらい言葉
煌めく夜 満月が見ている
深い闇を打ち消して
holy holy holy

出典: Winter Beat/作詞:ビッケブランカ 作曲:ビッケブランカ

この歌詞の主人公は夜に急いで移動しているようですね。

誰かを笑顔にしたいと思っているようです。

しかし、相手からはつれない言葉。

日が暮れるにつれ沈んでいくような気持ちを励まして、相手の元へと向かいます。

最後のフレーズは有名なキリスト教の讃美歌『聖なる、聖なる、聖なるかな』の原題と同じ。

この曲で歌われる内容は、クリスマスが舞台であることを示しているのかも。

(元々、クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うイベントであるため。)

サンタクロースが良く言うセリフ「Ho ho ho Merry Christmas!」も連想させますね。

愛だけをギフトにして

ビッケブランカ【Winter Beat】歌詞解説♪愛だけをギフトにして…あなたの家にやってくるのは誰の画像

風を切れ街まで
この想い運びたい
winter beat oh
人は移り気だけど
僕はそうじゃない
winter beat oh
雲の合間にきえさる前に
あなたの家にやってきた
愛だけをギフトにして

出典: Winter Beat/作詞:ビッケブランカ 作曲:ビッケブランカ

主人公が運ぶのはずばり「愛」。

高価なプレゼントではなく、彼が持参するのは真心です。

自分は一途で誠実な人間だと主張して、一刻も早く「あなた」の自宅にたどり着きたいと言っています。

なんとなく松任谷由実さんの『恋人がサンタクロース』の歌詞を思い出しました。

あの歌詞で歌われる“恋人”はこの歌詞の主人公と同じく、雪に降られながら寒い中をやってきます。

「僕」と「あなた」は恋人同士なのかもしれませんね。

さて、タイトルである『Winter Beat』とはどんなビートなのでしょう。

ピューピューと風が吹く音をビートと例えたのかもしれません。

「あなた」に会えると心を弾ませている「僕」には、風の音も楽しい音楽のように聴こえているのではないでしょうか。