あなたの好きなものを沢山詰めて

ありったけの愛を

持てるぎりぎりの箱に
甘さのないチョコレイト
いつか聞いたあなたの好きなもの
1000ドル分つめて

出典: Winter Beat/作詞:ビッケブランカ 作曲:ビッケブランカ

「僕」が持参するのは「あなた」の好物のお菓子。相手はビターな味がお好みのようです。

日本円に換算すると約10万円もお菓子を購入したという「僕」。

相手を喜ばせたいという強い気持ちが伝わりますが、同時に不器用さもうかがえますね。

この部分の歌詞から『Winter Beat』はバレンタイン・ソングとも受け取ることができそうです。

「ガーナ」とのコラボという事でバレンタインを意識しているのは間違いないでしょう。

真っ赤な長靴

真っ赤な長靴は
決して錆びない鉄でできてる
走り出せと僕を呼ぶ
holy holy holy

出典: Winter Beat/作詞:ビッケブランカ 作曲:ビッケブランカ

ここでまた、サンタクロースを連想させるアイテムが登場しました。

そのままの意味ではなく、衰えることのない「あなた」への気持ちを例えたものでしょう。

その気持ちが「早く自分の気持ちを届けたい、届けなければ!」と足を急がせることに。

あるいは、サンタクロースのように自分も「あなた」へ「無償の愛」を届けたいと思っているのかもしれませんね。

それこそ『恋人がサンタクロース』のように、いつかは「あなた」を連れ去ってしまいたいと思っているのかも…

この後はサビが続きますが、同じ歌詞なので省略します。

同じ夜を見たい

真剣な気持ちを語る

間違ってしくじって
どうしようもない日々を
投げ打ってあなたを迎えにきた
この涙の種類はひとつじゃないけれど
拭い去って同じ夜を見たい

出典: Winter Beat/作詞:ビッケブランカ 作曲:ビッケブランカ

「僕」はなかなかハードな毎日を送っていたようです。

何もかも上手くいかない…そう思ってションボリしていたのかもしれませんね。

それでも、「あなた」だけは失いたくないと行動した「僕」。

まだまだ問題は山積みだけれど、今夜だけは全て忘れて「あなた」と一緒にいたい…

「僕」にとって「あなた」がかけがえのない存在だということが伝わります。

この後は前と同じ歌詞が繰り返されるため省略します。

実はまだ付き合っていなかった

答えをください
いつでもつめたいようであたたかい
あなたの心を好きになったの
winter beat oh
雲の合間にきえさる前に
あなたの家にやってきた
愛だけをギフトにして

出典: Winter Beat/作詞:ビッケブランカ 作曲:ビッケブランカ

どうやら「僕」は愛の告白をしたけれど、まだ返事をもらっていないようです。

恋人同士かと思いきや、まだまだ微妙な関係なんですね。

表向きはクールで落ち着いた態度の「あなた」。

でも、本当はとても優しくて思いやりのある人物です。

そんなところに惹かれた「僕」は「あなた」と特別な関係になりたいと一生懸命。

沢山の購入したお菓子も気を引くためなのかもしれませんね。

健気で応援したくなります…

自嘲している