夢を追うことというのは、ときとしてすごく勇気のいることです。
中でも一番重くのしかかるのは「どうせ無理」という周りの視線と戦わなければいけないこと。
何も進歩しない日々に慣れてしまうのは、どうすればいいのかわからないことだけではなく、そのプレッシャーに多くの人が負けてしまうからです。
そして歌詞に描かれているように、自分の生きたい道ではない、亡霊のような人生に足を踏み入れてしまいます。
「言いたいやつらには勝手に言わせておけばいいさ」
そう言って亡霊になりかけていた主人公を救いにきたSaucy Dogの3人は、まさしく亡霊を退治する者。
つまりゴーストバスターということですね。
今度は自分がゴーストバスターになる
周りの声に魘されて君が夢を
見失う亡霊になり腐ってしまう前に
「言いたいやつらには勝手に言わせておけばいいさ」
今度は僕がお前を救ってあげるよ
出典: ゴーストバスター/作詞:石原慎也 作曲:Saucy Dog
Saucy Dogの3人の想いによって夢に対する熱意を取り戻した主人公。
彼が曲の最後に語るのは「今度は僕がお前を救ってあげるよ」という言葉でした。
そう、主人公と同じようにSaucy Dogも音楽という、人とは違う夢を追い掛ける身。
両者のプレッシャーは同じなのです。
あのとき3人は夢に折れそうになっていた自分を救ってくれた。
だから彼らが折れそうになるとき、今度は自分が3人のゴーストバスターになる。
この部分にはそんな主人公の想いが込められているのではないでしょうか。
「ゴーストバスター」は夢を追い掛ける若者たちのお守りに
ゴーストバスターは夢を追って社会に出て、打ちのめされそうになった男が主人公の1曲です。
Saucy Dogが、これから夢を追い掛けようという人たちに向けてこの曲を書いたのは、それが誰しもぶつかる壁だからではないでしょうか。
夢を追い掛けていれば、壁にぶつかってしまうことは何度もあります。
そんなときも自分の本心から目をそらさず、どうか壁を乗り越えていってほしい…そんな想いがこの曲には込められているのではないでしょうか。
ゴーストバスターという曲が、多くの夢を追う若者にとってお守りのような…そんなふうになれば素敵ですね。
自分たちの意志を曲げず、夢を追い掛けている彼らだからこそ、この曲も作ることができたのでしょうね。
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