行き過ぎた追っかけを描写?SHISHAMOの「バンドマン」
行き過ぎた追っかけの気持ちを描写した1曲、SHISHAMOの「バンドマン」。
それも丁度バンドの追っかけをやっていそうな年頃の彼女たちが歌うと、よりリアルなものに感じられますよね。
そして音楽を生業にしている彼女たちだからこそ、追っかけの人たちを身近に見る機会も多いのでしょう。
そんな彼女たちの描く行き過ぎた追っかけ像とは…。
「バンドマン」はこんな曲!
静かに、そして悲しげに始まるこの曲ですが、本編は疾走感溢れるロックナンバー。
ギラギラしたサウンドに、ヴォーカル宮崎のあどけない歌声を乗せたものはSHISHAMOの代名詞でしょう。
音数を減らすことで曲の展開を見せるアプローチも所々見られ、3人という編成を活かしたアレンジが光っています!
「バンドマン」は、2013年11月13日にリリースされたSHISHAMOのデビューアルバム、「SHISHAMO」に収録されています。
「バンドマン」以外にも、彼女たちの”らしさ”が垣間見える曲の詰まったアルバムとなっています!
「バンドマン」の歌詞を解説!
行き過ぎた追っかけの描写という、いわゆる普通のラブソングとは一線を画した内容の「バンドマン」。
歌詞の内容も普通のものに落ち着かないところがまたSHISHAMOらしい。
ここからはいよいよ「バンドマン」の歌詞を解説していきます!
歌詞に沿ってギターコードも載せておきますので、ギターをやる人は参考にしてみてください!
テンポも速くて、難しいコードも出てくるので、少し難易度は高めですね。
悲しげに歌われる冒頭部分
Cadd9 Dadd9 Em7 G Cadd9 Dadd9
私は 今 あのバンドマンに夢中です
出典: バンドマン/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子
曲の冒頭部分の歌詞です。
この言葉を見ただけだと、暗いイメージは一切感じませんが、悲しげに歌われています。
悲しげに歌われている理由は一体なんなのでしょうか?
曲を追うごとに、その理由も明らかになっていきます。
コードは「add9」が効果的に使われていますね!
「add9」は普通のメジャーコードから雰囲気を変えたいときなどに使いやすいので、覚えておくと便利ですよ!
G
バンドマンを好きになっちゃいました
Em
あなたの出す音あなたの作り出すステージ
C Cm
すべてを好きになっちゃいました
Em B♭ C
すべてを好きになっちゃいました
出典: バンドマン/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子
ここから1番Aメロの歌詞です。
Aメロはコード進行も簡単で、コードチェンジも少ないので、難易度も低めです。
初心者の人は弾けそうなところから初めてみるのがいいかもしれませんね!
バンドマンを好きになってしまったこの曲の主人公。
ステージに立つ姿、好きなことに一心に打ち込む姿はかっこよく見えるものですよね。
それをきっかけに好きになってしまうことは、おかしいことじゃありません。
でも彼女には迷いがあるような気がします。
それはなぜでしょう?
バンドマンだけはやめとけ?
Em A Cm G D
バンドマンだけはやめとけって
Em A Cm D
あれだけ言われたけど
出典: バンドマン/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子
1番のBメロの歌詞です。
彼女を迷わせていたのは、周りからの言葉でした。
「バンドマンだけはやめとけ」
これって、結構いわれてることなんですよ。
どうしてかというと、バンドを本格的にやってる人って、売れるまではアルバイトなどで生計を立ててる人も多いし、バンド活動にもお金が掛かるから、お金がない場合が多いんです。
また人気が出てくれば女性ファンも多くなってきて、浮気などの心配もあります。
そしてファンとの線引きをしてるバンドマンも多いので、ファンから恋人になるということ自体が難しい場合もあります。
第一、バンド活動が忙しくてなかなか会えないです!
バンドマンを好きになるなといわれる理由は、ざっとこんなところでしょう。
マイナス面ばっかり上げてしまいましたが、好きなら関係ない気もします!
コード進行は引き続き簡単なものです。
Aメロ、Bメロは練習すればすぐ弾けるようになれそうですね!