C  D    G   Em
追いかけてもいいですか 
Am  B    Em/D#/D/C#
どこにだって地の 果 てまで
C  D    D#dim Em   Fadd9
追いかけてもいいですか あなたのこと
D       CM7 Bm7   Em  G
大好きなんです

出典: バンドマン/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

ここから1番のサビに入っていきます。

サビはコードチェンジが忙しいので、ちょっと難しいかもしれません。

”地の果てまで”の部分はオープンコードを使わず、Emからバレーコードで半音ずつ降りてくるとやりやすいですよ!

ここの歌詞から、ちょっと行き過ぎたファンのような気がしてきましたね。

ここまで見てきて、2人の接触はないです。

彼女はステージ上の彼しか知らないのでは?と思えてしまいますが…。

お金が掛かるのもわかるけど…

G
追いかける気持ちだけは人一倍あるのに
Em
追いかけるための資金が足りないよ
C
パパとママに借金でもしようかなあ 
Em      B♭       Cadd9
パパとママに借金でもしようかなあ

出典: バンドマン/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

ここから2番のAメロに入っていきます。

バンドの追っかけをするのは当然、お金が掛かります。

バンドマンは音楽で食べていこうとしてるのだから、それも道理です。

でも自分のお金だけで賄えなくなってしまうのは少々問題ですよね。

夢中になるというのは、ある種怖いものですね!

F#m  D   C#
頼むから黄色い声出してる
F#m      D      C#
バカな女どもと一緒にしないでよ
F#m     D    C#
彼女たちのあなたを想う気持ちとは
F#m  D         C#
全然全く地の果てまでも違うのよ

出典: バンドマン/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

Bメロは1番と同じなので割愛して、Cメロへいきます。

「そんなこと知るか!」と思ってしまうような内容です。

きっと彼女は目当てのバンドマンに対して猛アピールしていたのでしょうね。

ライブやCDなどで、お金もたくさん使っていたのでしょう。

でもファンが大勢いるのに、一人のファンを特別扱いはできませんよね。

奥の奥は想像でしかない?

Bm  C#m  F#m A  Bm C#m F#m    A
あなたから見たら 私  と彼女たち 同じ なんでしょう?
Bm C#m F#m A  Bm C#m F#m A
私が 愛して いるのはあなたの 奥の奥ホントのトコ
Bm C#m F#m A    Bm C#m   F#m  A
顔がいいとか 好み だとか  そんな関係ないくだらないこと
Bm C#m F#m A  Bm    C#m    Dm
そん なこともまあ  一番わかってるつもりだけど…

出典: バンドマン/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

ラストのサビ前の部分、Dメロとでもいいましょうか。

 彼女もファン以上には見られていないことをわかっているようです。

でも自分は誰よりも彼のことを知っているし、見た目で好きになったんじゃないと主張しています。

しかし最後の1行からは、見た目の要素が大半を占めているようなニュアンスが伝わってきませんか?

だって彼女はファンとして、ステージ上の彼を知っているだけです。

彼女のいう「あなたの奥の奥」は、きっと想像でしかないんでしょうね。

結局彼の音楽が好きなんだ!

追いかけてもいいですか 会えなくなるその日まで
追いかけてもいいですか あなたの奏でるギターの音

ステージのあなたと目があった 握手するときぎゅっと力を込めてくれた
それだけでもう運命を感じちゃう
あなたの作るそのメロディー
あなたの描く世界が好き
あなたがステージに立つ限り 私はあなたに通いづめ
通いづめなの

出典: バンドマン/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

ラストのサビの歌詞です。

ここから伝わってくることは、結局彼女はステージに立つ彼の姿が好きなだけなんだということ。

彼の音楽が好きだというだけで、彼の人間的な部分は語られていません。

彼の音楽を追いかけたい。

飽くまでファンとバンドマンという関係で、それ以上は求めていないことも伝わってきます。

今までの歌詞でいっていたちょっと行き過ぎた部分も、それだけ好きだとアピールしたいがゆえのものだったのでしょう。

コードは1番のサビとほとんど同じです。

ちょっと変わる部分もありますが、長くなってしまうのでここでは割愛します。

悲しげに歌われていた理由は…

Cadd9 Dadd9 Em7   G   Cadd9 Dadd9 Em7 G7
私は  今    あのバンドマンに夢中です
  Cadd9 Dadd9 Em7  G7   Cadd9 Dadd9
バンドマンだけはやめとけってあれだけ言われたけど
    Em7 G7
そんなの全然関係ないほど
Cadd9 Dadd9 Em7  G   Cadd9
 私は  今   あのバンドマンに夢中です

出典: バンドマン/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

サビが終わって、静かに歌われる曲終わりの部分。

悲しげに歌われているのはきっと、ファン以上の関係にはなれないことを本当はわかっているからではないでしょうか。

そして「バンドマンだけはやめとけ」という言葉の意味を一番わかっているのは、彼女なのではないでしょうか?

叶わないと知っていて想い続けるのは、すごく苦しいことでしょう。

もし自分がバンドマンを本気で好きになってしまったら、彼女と同じ立場になってしまったら、諦められるでしょうか?

好きになるというのは、なってみないとわからないものですね。

ありそうでない曲

いかがでしたか?

「バンドマン」、すごくユニークな曲だと思いませんか?

ただユニークなだけではなく、ちょっと切ない要素も入っているところがミソです。

とっつきやすさと味わい深さを兼ね備えているとでもいいましょうか。

今回の「バンドマン」もそうですが、作詞作曲を担当している宮崎朝子の着眼点はほんとに面白いですよね!

彼女の人間的な部分も気になるとこです。追っかけたくなります。

もちろん「バンドマン」の歌詞みたいにならない程度に!

来る6月20日には、ニューアルバムSHISHAMO 5」もリリースされます!

こちらも要チェックですね!