MORE WE DO!

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ももいろクローバーZ【MORE WE DO!】MVを徹底解説!NEOかわいさはどう表現されている?の画像

MORE WE DO!」は5thアルバム「MOMOIRO CLOVER Z」の収録曲。

楽曲提供、演奏はCHAIMVのディレクションは「異次元TOKYO」の篠田利隆です。

MVはSHORT ver.を2019年5月14日、FULL ver.が6月7日に公開されました。

ももクロ+NEOかわいい+サブカルクリエーター

楽曲提供の「CHAI」は自称「NEO – ニュー・エキサイト・オンナバンド」。

2017年のデビュー以来、国内外で注目を集めるオルタナティブロックバンドです。

コンセプトは「NEOかわいい」「コンプレックスはアート」。

MVディレクターは「異次元TOKYO」の篠田利隆

「ヲタクカルチャー・クリエーター」として、MVだけでなく、CMやライブ演出などでも活躍しています。

そしてパフォーマンスは結成11年のももいろクローバーZです。

楽曲のタイトルが「MORE WE DO!」つまり「もっとやる!」「まだまだやるぜ!」。

これだけでも突き抜けそうな予感が満載です。

歌詞の世界とMV

前進あるのみ

「MORE WE DO!」の歌詞はとにかくアグレッシブなまでのポジティブさです。

曲調もそれに合わせて、ハイテンションに突き進んでいきます。

それがある意味、爽快でかっこよくてかわいいのです。

それでいて近年のポップミュージックの傾向を揶揄する部分もあるなど毒もあります

立ち止まらず、振り返らず、迷わず前へ突き進む。

11年目に突入したももクロに捧げられたエールでもあり、ももクロの決意表明でもあるのでしょう。

さすがは「ニュー・エキサイト・オンナバンド(NEO)」CHAIの楽曲です。

ヲタクカルチャー・クリエーターによるMV

MVはアルバムの発売イベントの一環で、若手監督によるMV制作企画の一つとして発表されました。

フルバージョンの公開は2019年6月7日。

ディレクターの篠田利隆は「若手」といいながらも、すでにCM、MVなどを数多く手掛けています。

MVではでんぱ組や私立恵比寿中学のようなアイドルから宇多田ヒカルなどのアーティストまで。

また日清食品やSONYといった大手企業のCMやイベントライブの演出なども手掛けています。

その意味では単なる若手というより、新進気鋭の映像クリエーターといえるでしょう。

また意識的に「オタクカルチャー」を軸として活動しているところに特色があります。

こわいカワイイももクロ

チープとノイズ

「MORE WE DO!」のMVは、全編CGで作られています。

ただそのCGが一見するととてもチープです。

ミニキャラとして出てくるももクロのメンバーの身体は6面体の組み合わせ。

しかも顔の部分は球体に平面の写真をのせて、ヘルメットのような髪をかぶせているだけです。

その上、ワイヤーフレームのラインが残っていたり、ノイズが入っていたりしています。

歌にシンクロして顔写真と歌詞が出てくるカットでも、画像が乱れて文字がほとんど読めません

使われるももクロの写真もソラリゼーションしていたり、ドットが荒かったりするものがほとんど。

そうした写真のあごの部分だけを動かしてアニメーションしたりもしています。

こわいけどかわいい、かわいいけどこわい

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