ここの歌詞では、今まで自分があまり恋愛をしてこなかったような描写があります。
朝起きて他の人を占うというのは、その人に対してとても特別な感情があることがわかるのではないでしょうか。
恋をしている女性はよく、そのようなことをしているかもしれません。
今まで自分はそんな人に対してマイナスなイメージがあったようですが、ついに自分でもしてしまったようです。
朝起きて君のことを占うということは、君のことをとても考えているということ。
とても君のことが好きになってしまっているのでしょう。
恋する乙女
君のために
チェックする服のライン 気づけば君目線
意地張って自分らしく 選んだ二人分
出典: fortunes/作詞:SINBYI・濱名琴・玉井健二 作曲:大西省吾
そしてこの歌詞では自分が無意識に君のことを考えていることがわかります。
また君と出会ったときのために、あらかじめ男性受けするような服を用意しているのです。
しかし自分が着たい服も用意している。
つまり普段はあまり女性らしい服を着ない人物なのかもしれません。
先ほど相手のことを朝から占う様子に引いていたことからも、とても恋愛には興味のない様子があります。
しかし君目線と自分目線の洋服を2種類も用意してしまっている時点で、恋する乙女になっているのです。
君との出会い
出会えるはずもなかった この広い世界のなかで
つながったこの奇跡は つなぎ続けてたい
地下鉄の階段ですべった 高速でキャッチしてくれた
頬についたまつ毛を取ってあげた 照れた笑顔
一人より二人がいい
出典: fortunes/作詞:SINBYI・濱名琴・玉井健二 作曲:大西省吾
ここの歌詞でようやく君とどうやって出会ったのかが描かれています。
出会い方がとても少女漫画のようなベタなものだと思うかもしれません。
しかし、恋愛にあまり慣れていない自分。
このような少女漫画のような出会い方をしたら一目惚れしてしまう可能性も大いにあります。
歌詞の4行目では、自ら君に触れていることがわかります。
触れ合うとより好きになってしまうもの。
このような出会い方をしたのは「奇跡」であるといっています。
そして「変顔」という言葉。
おそらく自分が恋をして照れている姿が、自分でも想像できなかったのでしょう。
その照れた様子が自分では不細工だったのではないかと思っているのです。
「今まで恋愛なんて興味がなかったのに、そんな出会いで簡単に恋に落ちちゃって」。
そのように自分でも感じているのかもしれません。
しかし歌詞の5行目でははっきりと君への愛情が表現されています。
今まで自分はずっと一人でした。
でもこれからは君と一緒に過ごしていきたいというストレートな想いが現れています。
運命の人
君以外ありえない
好きになろうとして好きに なれたわけじゃないから
何かに導かれたって 探した運命線
“生まれ変わったとしたら” 辛いとき想像してた
生まれ変わったとしても 何があったって君といたい
誰より君がいい
出典: fortunes/作詞:SINBYI・濱名琴・玉井健二 作曲:大西省吾
歌詞の2行目では運命を感じています。
まさにタイトルにもなっている「fortune」です。
出会い方や、一目惚れしていること、奇跡といっていること。
これらのことからも、このように運命を感じてしまう気持ちもわかるのではないでしょうか。
今までは「生まれ変わったら絶対に運命の人に出会って幸せになる」と思っていた自分。
しかし、君と出会ったことによって「君以外の人は考えられない」という考えになっているのです。
なぜなら君は運命の人だから。
あまり恋愛に慣れていないことからも、運命の人に対する憧れがあるのかもしれません。
運命的な出会いをしたことで君を運命の人だと思っているのです。
とても君に惚れ込んでいるということがわかります。
訪れた幸運
これらの歌詞から、完全に一目惚れで君のことを好きになったということがわかります。
自分にとって君は運命の人なのです。
君との出会いは、まさに運命の出会い。
何かが自分と君を出会わせたのでしょう。
タイトルの「fortunes」が複数形になっていることの意味。
それは、君に出会えたこと、運命的な出会いができたことなどさまざまな幸運が訪れたから。
多くの幸福が訪れたことから複数形になっているのです。