『Thrill』について
BAND-MAIDとは
BAND-MAIDは、メイド服を着たキュートなルックスで本格的なハードロックを奏でるギャップがたまらないガールズロックバンドです。
バンド結成のきっかけとなったMIKUは秋葉原のメイド喫茶でアルバイトをしていた人物です。
メイドが結成したバンドのため、BAND-MAIDというバンド名となりました。とてもわかりやすいですよね。
その抜群のルックスによってアイドルファンのハートをつかむだけでなく、高い音楽性は音楽好きからも支持を得ています。
BAND-MAIDはバンドの魅力を最大限に生かしたアプローチによって、着実に人気を高めている要注目のバンドです。
アルバム『New Beginning』収録
そんなBAND-MAIDの楽曲である『Thrill』は2015年11月に発売された2ndミニアルバム『New Beginning』に収録されています。
『New Beginning』は彼女たちの代表曲の1つである『REAL EXISTENCE』や、PVも撮影された『Don't Let Me Down』も収められているアルバムです。
彼女たちがバンドとしてのスタンスを確立したアルバムとも言われていますので、まだ聴いたことがないというファンの方はぜひチェックしてみてください。
バンドの方向性が決まった曲
BAND-MAIDがヘビーなサウンドを打ち出すようになったのは、この『Thrill』がきっかけだったそうです。
BAND-MAIDは『Thrill』の前にもロックテイストの曲は演奏していましたが、どちらかと言えばポップな曲を演奏していました。
その時代は特に「ポップ路線でやりたい」というわけではなく、BAND-MAIDにしっくりくる音楽性を模索していたのだそうです。
そのような時に『Thrill』に出会ったことで、メンバー全員がもっと激しい音楽性を追求したいと思ったと語っています。
演奏していて楽しかったと語っていることも重要なポイントです。楽しいというのは音楽を続ける上でとても大切なことですよね。
ファンの中にはポップな楽曲を好む方もいましたが、メンバーが信念を持って演奏を続けることで確かな支持を得られたといいます。
自分たちが演奏していて楽しくて、聴いてくれるファンも盛り上がってくれたらとてもうれしいですよね。
このように、『Thrill』はBAND-MAIDのバンドの方向性を決めた曲でもあるのです。
海外ウェブラジオ『Jrock Radio』で話題に
BAND-MAIDがラウドな路線を進むことを明確にするという意味合いもあり、『Thrill』はMVが制作されました。
そのMVは日本以上に、海外で大きな注目を集めることになります。
海外の人気ウェブラジオである『Jrock Radio』のFacebookページで、『Thrill』は紹介されました。
メイド姿のインパクトのあるルックスとキレのあるハードロックは大きな注目を集めます。
『Thrill』のMVの再生回数は一気に200万回を記録し、現在では600万回をこえています。120万人以上のファンがいる『Jrock Radio』の効果は絶大ですね。
この曲が話題になったことで海外におけるはじめてのライブとなる『Sakura-con』への出演が決まります。そして、2017年に行われた海外ツアーも大好評を博しました。
BAND-MAIDは日本よりも海外で先に火がついたと言っても、過言ではないバンドなのです。
歌詞の意味を解説
次に、『Thrill』の歌詞の意味を解説していきたいと思います。
立ち止まらずに進む
つまらないノイズ かき消すように イヤフォンの音上げて
ヤツらが転ぶ隙狙ってる Hey you 聴かせるわ
いつだってそう この世界は Faulty 立ち止まったら Out of control
「暴走気味」と罵られても I don't care 踏み出せ!
出典: Thrill/作詞:阿久津健太郎 作曲:阿久津健太郎
「つまらないノイズ」とは批判など、否定的な言葉のことでしょう。
自分が信じることをやろうとする時には、まわりから心ない言葉をぶつけられることもあると思います。
そのような言葉を気にせず進むと「暴走気味」と罵られることもありますよね。
しかし、その一歩を踏み出して、立ち止まらずに進み続けることが大切なのです。