「Dearest」浜崎あゆみの24枚目のシングル

アニメ『犬夜叉』のエンディングテーマとして起用

「Dearest」は浜崎あゆみさんの24枚目のシングル。2001年9月に発売されました。

前作「UNITE!」からわずか約2ヶ月半での発売となり、当時の浜崎さんの勢いが伺えます。

よみうりテレビ・日本テレビ系アニメ『犬夜叉』のエンディングテーマとして起用されました。 

オリコン週間1位も獲得!

浜崎あゆみ「Dearest」の歌詞に迫る!アニメ主題歌がレコード大賞に?の画像

この曲はオリコンで2週連続週間1位を獲得。さらに2001年10月度のオリコン月間1位2001年度のオリコン年間17位も獲得し、文字通り大ヒット曲となりました。

その後「Acoustic Orchestra Version 」や「Sentimental Euroremix」に加え「Love Classics Version」も発売されており、POPソングとしてだけではなく、カフェやクラブなど様々な場所で聞かれています。

『第43回日本レコード大賞』の大賞を初受賞

浜崎あゆみ「Dearest」の歌詞に迫る!アニメ主題歌がレコード大賞に?の画像

シングル「Dearest」は2001年の『第43回日本レコード大賞』の大賞を初受賞し、浜崎さんを代表するヒット曲に。

当時、アニメ主題歌がレコード大賞を受賞するのは11年ぶりの快挙で、同時に『第34回日本有線大賞』も受賞しています。

日本レコード大賞と日本有線大賞のダブル受賞は、史上6人目の快挙だそう。

物語仕立てのPVも人気

悲しげなピアノメロディーが印象的なこの曲のPVは、雪がちらつく冬の日に、浜崎さんが一人穏やかに唄うシーンとパパラッチなどの喧騒から逃れるシーンが印象的。

忙しい喧騒の中でも、ふと一人になって大切な人を思う気持ちが表現されています。

「Dearest」の歌詞を読み解く

浜崎あゆみ「Dearest」の歌詞に迫る!アニメ主題歌がレコード大賞に?の画像

1番では理想と現実に苦しみながらも恋人の笑顔を思い出す

本当に大切なもの以外
全て捨ててしまえたら
いいのにね
現実はただ残酷で

出典: Dearest/作詞:浜崎あゆみ 作曲:CREA,D・A・I

Aメロでは理想と現実の間で悩む主人公が表現されています。

「大切なもの」=好きな人・恋人と解釈できそう。好きな人との時間以外は全て捨ててしまいたい、そのくらいずっと一緒にいたいということかもしれません。

私たちも、好きな人との時間だけで生きていきたいと思いながらも、現実的には仕事や学校、家事などやらなければいけないことに追われてしまうことはありますよね。

全てを投げ打って好きな人との時間だけを確保するのはとても勇気がいることです。

主人公も、そんな勇気が持てなかった自分を後悔している気持ちが少しあるのかもしれません。

そんな時いつだって
目を閉じれば
笑ってる君がいる

出典: Dearest/作詞:浜崎あゆみ 作曲:CREA,D・A・I

Bメロでは、忙しい毎日のなかで、ふと一人目を閉じて好きな人のことを思い出している主人公の気持ちが歌われています。

都会の喧騒のなかで目を閉じて好きな人の笑顔を思い出している主人公。

PVの中でもホテルの部屋で一人穏やかな表情で歌っている浜崎さんの姿が映し出されています。

サビでは恋人に対する永遠の愛情が歌われている