雨宮天6thシングル

アニメ「七つの大罪 戒めの復活」EDテーマソング

雨宮天【誓い】歌詞の意味の徹底解説!なぜ私はついていくのか?守りたいものに捧ぐ強い思いを紐解く!の画像

この楽曲は天宮天さんの6thシングルとして2018年に発売されました。

アニメ「七つの大罪 戒めの復活」のエンディングテーマソングとして起用されています。

アニメのタイアップがついたシングルの発売は3年ぶりと久しぶりのことだったようです。

雨宮さん自身、このアニメのヒロインエリザベス役を担当しています。

キャラクターに寄り添ったバラード曲

この楽曲は、しっとりしたバラード曲です。

耳に心地よいテンポに、切なさと力強さが込められたメロディ。

そこに天宮さんの優しくも力強さを含んだ歌声が見事にあっていて素敵な楽曲です。

歌詞は「七つの大罪」のヒロイン、エリザベスの心情に添って綴られたものになっています。

エリザベス役を担当しいた雨宮さんは、エリザベスの気持ちをより汲み取っていたのではないでしょうか。

しかしキャラクターソングではなく、あくまでも雨宮天さんの自身の歌です。

そのことを踏まえて、歌詞の解釈はエリザベスとはまた別で考えてみます。

心を溶かす勇気

目を閉じ感じてる 初めての温もり
閉ざしていた この胸の奥
誰にも負けない あなたの勇気で
ゆっくり溶けてく

出典: 誓い/作詞:TOMO 作曲glasswerks

1番の歌い出しの歌詞です。

主人公はずっと心を閉ざして生きてきたのでしょう。

長く閉ざしていた心は、氷のように冷たく固まっていたようです。

その心を解放してくれる「あなた」との出会いがあったことが読み取れます。

「あなた」は他の人より人一倍強い勇気を持っていました。

その勇気は温かく主人公を包み、固まっていた心を溶かしてくれたのです。

その温もりは主人公にとっては初めて感じる温もりだったと読み取れます。

心の支え

大切なものを守り抜く

その手で守り抜いて
作った罪 消せぬ過去 愛する人
孤独を抱えながら歩いて行く どんな道も
この命ある限り

出典: 誓い/作詞:TOMO 作曲glasswerks

主人公の心を溶かすほどの勇気を持っている「あなた」。

その勇気があれば、きっと多くのものを守ることができるはずです。

主人公や「あなた」は、過酷な環境で過ごしていたのかもしれません。

その中で道ならぬ行為や辛い経験を重ねてきたのでしょう。

それらは決して消えることはなく、ずっと心に残り続けます。

しかし、主人公たちが重ねてきたのは、そうした負のものだけではありません。

守りたいと願う、愛する人との出会いもあったのです。

主人公たちの境遇では、大切な人とともにいることが難しかったのでしょう。

辛いものも大切なものも全て一人で抱え込む孤独の中を進んでいるようです。

それはこれまでよりも辛い道のりだったかもしれません。

しかし主人公たちは諦めることなく、命の続く限り前へ進もうとしていることが読み取れます。

心強い存在

例え世界が明日終わろうとも
側にいてくれるのなら
きっと何度でもあなたを思い出すから
そっと手を握るの

出典: 誓い/作詞:TOMO 作曲glasswerks

主人公たちが進んでいく未来はどのようなものなのでしょうか。

もしかしたら明るい未来ではなく、世界が終わってしまう結末に辿りついてしまうかもしれません。

それはきっと暗く絶望的な未来でしょう。

しかし主人公にはともに歩んできた「あなた」がいます。

そばにいれくれる「あなた」の存在は、主人公にとって何よりも心強いものなのです。

辛い中でも支えてくれる「あなた」の存在心の繋がりを確かめるために手を繋ぐのではないでしょうか。