好きなものに向き合う怖さを越えて
好きなものを好きだと言う
怖くて仕方ないけど
本当の自分
出会えた気がしたんだ
出典: 群青/作詞:Ayase 作曲: Ayase
どれだけ叶えたいと願っている夢であっても、人からみれば無謀だと追われてしまうこともあります。
それが分かっていると、人に自分の夢や好きなことを話すことができなくなってしまうこともあるでしょう。
それは誰かに話すことでそれを否定されてしまう可能性を考えてしまうからです。
どれだけ努力しているとしても、夢を否定されれば心を深く傷つけられてしまうでしょう。
それを恐れて、夢を目指していることを隠してしまいたくなることもあります。
しかし、夢を隠して過ごすことは自分に嘘をついているような感覚になってしまうでしょう。
主人公は誰かの否定への恐怖を抱えながらも自分の夢に向き合っているようです。
それによって自分が本当に望んでいることを見つけられたのだと読み取れます。
簡単には叶わない夢
努力しても届かない
嗚呼、手を伸ばせば伸ばすほどに
遠くへゆく
思うようにいかない、今日も
また慌ただしくもがいてる
出典: 群青/作詞:Ayase 作曲: Ayase
夢を叶えることはそう簡単なことではありません。
努力すれば必ず報われるというわけではなく、思い通りになることの方が少ないものです。
主人公も夢を叶えるためにひたすら努力しているようですが、実現にはまだ遠いのでしょう。
むしろどれだけ頑張っても近づけないどころか遠ざかっていくような感覚に陥っているようです。
募る悔しさを抱えて
悔しい気持ちも
ただ情けなくて
涙が出る
踏み込むほど
苦しくなる
痛くもなる
出典: 群青/作詞:Ayase 作曲: Ayase
なかなか思うようにいかない日々を送っていることに、主人公は悔しさを募らせています。
しかし思うようにできないのは自分の実力不足が原因なのかもしれません。
主人公は夢を叶えるための実力が自分に備わっていないことを情けなく思っているのでしょう。
誰のせいでもなく、夢を叶えられない原因が自分にあるということを受け入れるのは辛いことです。
そして努力すればするほど実力不足を思い知ることになってしまいます。
その度に心をえぐられるような辛さを感じているのでしょう。
自分が選んだことだからこそ
未熟でも叶えたい夢
感じたままに進む
自分で選んだこの道を
重いまぶた擦る夜に
しがみついた青い誓い
出典: 群青/作詞:Ayase 作曲: Ayase
2番のサビの前半部分の歌詞です。
主人公は夢を追うことを決め、ひたすら努力しているのでしょう。
その夢は他の人から見れば、未熟で甘い理想を追っているようなものなのかもしれません。
そうした主人公の行動を若さ故の未熟さからくるものだと言う人もいることでしょう。
それでも主人公は寝る間も惜しんで努力し続けています。
それは未熟な自分が叶えると決めた夢に対し、真剣に向き合い続けているからこその努力でしょう。
楽しいことばかりでなくても
好きなことを続けること
それは「楽しい」だけじゃない
本当にできる?
不安になるけど
出典: 群青/作詞:Ayase 作曲: Ayase
好きなことをすることは、一見楽しいことばかりのように見えるかもしれません。
しかし実際はそうではないようです。
目指す夢がどれだけ好きなものであっても、楽しいことばかりではありません。
むしろ叶うかどうかも分からない中では、常に不安を抱えることになるでしょう。
どれだけ努力を重ねても、その夢が叶うという保証はどこにもないのです。
その不安と向き合いながら、それでも主人公は諦めずに努力しているのだと読み取れます。