この部分では、彼の女癖の悪さが語られています。

主人公というものがありながらまだ飽き足らず、他の子もチェックしているのです。

いつか捨てられてしまうかもしれない。

そんな恐怖が彼女にはあるのです。

「でも、多分私には彼がぴったりなんだ。」

そんな思いが英文に込められています。

彼女が彼から抜け出すことはもはや不可能だと言えるでしょう。

これからの2人

未来

君が少しだけ怖くて
信用できるわけないじゃんか
この先の事なんて
Nobody knows Nobody knows

出典: ボイスメモ No. 5/作詞:ちゃんみな・Ryosuke Dr.R Sasaki・Rhyan Besco 作曲:ちゃんみな・Ryosuke Dr.R Sasaki・Rhyan Besco

大好きなはずの彼に少し恐怖を覚えている主人公。

何が怖いのか。

それは彼の裏切りです。

「お前はもう必要ないから。」と言われてしまいそうで…。

主人公には彼が必要なのでしょう。

主人公から切り捨ててしまえば、きっと楽なはずです。

それでも、ギリギリまで一緒にいたい

そんな思いがあるのでしょう。

しかし、こんな関係を続けている2人には何もありません。

この先など、何も保証されていないのです。

見えない鎖

君だっていつも言うじゃん
先なんてどうなってもいんじゃん?
そんな君に恋して手を取る
そんな私も少しだけイカれてる

出典: ボイスメモ No. 5/作詞:ちゃんみな・Ryosuke Dr.R Sasaki・Rhyan Besco 作曲:ちゃんみな・Ryosuke Dr.R Sasaki・Rhyan Besco

主人公は彼との将来に希望を持っているのでしょうか?

きっと、希望は捨てているのです。

将来なんて今は関係ない。

今、彼との時間を過ごせたらそれが主人公の幸せです。

彼がいつも言うように、彼女たちには将来がありません。

彼とは結婚できないかもしれない。

それどころか、明日には別れているかもしれません。

それでも恋をしてしまう。

恋をするということは、時間もお金も心も相手に捧げるということになります。

主人公はリスクを冒してまで、彼のことを愛しているのです。

「こんな最低な人に熱を上げている私自身もバカだな。」と思っているでしょう。

時々、自分自身を嘲笑ってしまう主人公。

それでもこの恋を止めることができないのです。

決して手放さない

For you...
Maybe cuz I'm perfect for you
For you...
Maybe cuz I'm perfect for you

出典: ボイスメモ No. 5/作詞:ちゃんみな・Ryosuke Dr.R Sasaki・Rhyan Besco 作曲:ちゃんみな・Ryosuke Dr.R Sasaki・Rhyan Besco

この英文は、先ほど抜き出した歌詞の中にもありました。

何度も出てくる英文ということは、それだけ大切ということでしょう。

きっと、主人公は心の底から「あなただけ」と思っているのです。

たとえ、2人に未来がなかったとしてもこの人がいい。

そう思っています。

どんなに浮気をされても私の元に帰ってきてくれたらそれでいい。

何度裏切られても、私にはあなたしかいない。

そんな思いが溢れています。

しかし、彼はどうでしょう。

彼にとっての彼女は、どのような存在でしょうか?

もしかしたら数多くいる女の中の1人としか見ていないかもしれません。

来るもの拒まず去る者追わず、な人なのでしょう。

だから、主人公が一生懸命縋り付いていないといけないのです。

2人は切なく、虚しい関係にあることがわかります。

彼への思い

好きでたまらない

彼はとても意地悪だ
この先飽きる気がしない
嘘みたいなキスが
たまらなく愛しい

出典: ボイスメモ No. 5/作詞:ちゃんみな・Ryosuke Dr.R Sasaki・Rhyan Besco 作曲:ちゃんみな・Ryosuke Dr.R Sasaki・Rhyan Besco

いよいよ曲も大詰め。

今まで強がってきた主人公の本音が見える部分です。

主人公はやはり、彼のことが好きで好きでたまりません。

彼の嘘も、裏切りも2人の中では小さな出来事に過ぎないのです。

それだけ、変わった日常であれば、この先も飽きないでしょう。

きっと、彼もまたこの嘘でできた日常を楽しんでいます。

いつかは終わりが来るかもしれない日々に刺激を与えているのです。

嘘にまみれた口で、主人公に口づけをします。

その口づけから、主人公に嘘が伝わったとしてもいいのです。

主人公は、彼のことが愛しいから見えなかったふりをします。

主人公の本音