断ち切れない想い
こみ上げる想いは 誰に届くのだろう
指先をつないで歩いた あなたにはもう届かない
出典: 風/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
未練が詰まった2番の始まりになっています。
1番で過去を振り返り、あなたへの想いが断ち切れていないことを改めて感じました。
しかし、別れてしまったあなたにはその気持ちを伝える術がありません。
胸の奥に覚えた痛みが 冬を越えて 溶け出す頃
迷いの中わずかな光が 照らす場所も見えなくて
出典: 風/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
そうやって断ち切れない想いを抱え悶々と過ごす日々でも、時間は誰にでも平等に与えられているので、きっと時間が解決してくれます。
少しずつかもしれませんが、傷付いた心は解きほぐされていくはずです。
しかし、それは分かっていても悶々としている渦中では、心が晴れる未来を想像するのは難しいのではないでしょうか。
人は誰も 恋をして初めて知る 本当の自分の
弱さと強さと 向き合っていくんだ 雲が遠ざかる
出典: 風/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
ここまであなたへの想いを断ち切れない自分というのは、恋をしないことには知ることはできません。
そんな自分の知らなかった部分を「弱さ」と表現しています。
しかし、その半面、恋は「あなたのためなら何でもできる」という強さも兼ね備えています。
つまり「弱さ」と「強さ」の2つの側面を持っているのです。
そんな恋特有の側面を知り、向き合っていくことで人として強くなれるのではないでしょうか。
そして、それまでの弱い自分を雲に例えて、ここからは過去の自分とはお別れして強く進んでいこうという気持ちを雲が遠ざかる様子で表現しています。
あなたを忘れてしまう程の 恋が胸を焦がす日まで
この道は誰とも歩けない あの日のように
舞い上がる花びらに吹かれて あなたと見た春を探す
小さなつむじ風鳴いている
この風は あなたですか? 次の春も吹きますか?
出典: 風/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
前向きになりつつある気持ちは、次の恋への期待感を生み出します。
しかし、あなたというハードルは存在し続け、それを越えてくる人が現れるまではあなたへの想いを大切にしていこうという気持ちが感じ取れる締めくくりになっています。
まとめ
いかがでしたか?「女性は上書き保存、男性は名前を付けて保存」とよく言いますよね。
このように歌詞を紐解いてみると、季節が巡って次の恋へ向かっていても「風」が吹く度に、その「風」にあなたを重ねて思い出してしまう未練がましい男の恋愛について書かれている楽曲でした。
しかし、これだけ想われていたあなたは幸せだったのではないでしょうか。
そして、前の恋を大切にしている分、ハードルを越えた次の恋はもっと素晴らしいものになるはずです。
そんな次の恋へ進むための後押しも「風」には感じることができます。
忘れられない恋がある男性に特におすすめの1曲なので、ぜひ聴いてみてください。
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