『歯痛くて feat.Dr.COYASS』について
アルバム『やんごとなき世界』収録
打首獄門同好会とは、2004年に結成された3人組の「生活密着型ラウドロックバンド」です。
恐ろしいバンド名やラウドなサウンドと日常の幸せを感じさせるわかりやすい歌詞によるギャップで人気を集めています。
そんな打首獄門同好会の『歯痛くて feat.Dr.COYASS』は、2017年1月に発売されたアルバム『やんごとなき世界』に収録されています。
このアルバムでまず聴いてほしいのは「飯テロバンド」としての地位を揺るぎないものにした名曲『島国DNA』です。
その他にも、8bitゲーム風のレトロなMVで話題を集めた『きのこたけのこ戦争』やカバー曲『1/6の夢旅人2002』も聴き逃せません。
そして、打首獄門同好会にとって初の客演作となった要注目の曲が今回紹介する『歯痛くて feat.Dr.COYASS』です。
Dr.COYASSは主治医
J-POPやラップに詳しい方は、「Dr.COYASSって誰?」と気になったことでしょう。
実はこの方は本物の歯科医師で、打首獄門同好会のギター・ボーカルを務める大澤敦史の主治医なのだそうです。
Dr.COYASSは歯科医師ラッパーで、2回のメジャーデビュー経験もあります。ラップがうまいのも納得ですよね。
とはいっても、自分の主治医をゲストに招いて曲を生み出すバンドが今までにあったでしょうか。
このような、型破りなセンスの良さとディティールの細かさが打首獄門同好会の人気の理由の1つだと思います。
出演している女の子が気になるMV
次に、『歯痛くて feat.Dr.COYASS』のMVについて詳しく紹介します。とても面白い映像となっていますので、ぜひチェックしてみてください。
歯科医師からの警告がためになる
このMVの魅力は何と言っても、Dr.COYASSの歯科医師としての警告でしょう。虫歯と歯周病に関する説明がためになります。
虫歯や歯周病の進行レベルについて、イラストや状況の映像が流れるのでとてもわかりやすいです。
歯が痛くなってから歯医者に行くのでは遅いということがよくわかります。きっと、「ジャッジ 抜歯」されたくないと感じるでしょう。
目まぐるしく変わる映像
この曲のMVは目まぐるしく場面が変化します。
バラエティに富みすぎていて、思わずもう一度観たくなってしまうでしょう。
はじまってすぐに手拍子で大澤敦史が道端で歌い、歯科医師のラップ場面に。
サビでは唐突にCMが入ります。メインであるはずのバンドの演奏がすみに追いやられてしまうMVなんて観たことがありません。
スポンサーの名前が表示され、歯が飛んで行く場面がメタルバンドっぽいと感じるのは私だけでしょうか。
後半部分の歯が痛い人たちへのインタビューシーンがとても面白いのぜひ観てみてください。
このMVの監督は映像ディレクター・VJのワタナベナオが担当しています。水曜日のカンパネラのMVで知られる人物です。
さまざまな情報が詰め込まれているのに、作品としてまとまりが感じられるのはこのワタナベナオの力が大きいと思います。
出演している女の子が気になる
MVに出てくる歯磨きやガムを食べている女の子は小瀬田麻由です。思わず目を奪われた方も多いのではないでしょうか。
また、水着の場面で出てくるもう一人の女の子は上岡楓です。
MVをご覧いただくとわかりますが、さまざまなことをさせられています。
しかし、嫌がることもなく臨機応変に対応してくれたそうです。このMVに華を添える欠かせない存在だと思います。