「無題/amazarashi」のMVのストーリーが深い…！歌詞解釈からさらに深読み！

A post shared by amazarashi (@amazarashi_music) on Oct 17, 2016 at 8:55pm PDT

amazarashiは青森県を拠点とし、活動している2人組ロックバンドです。

ライブでは弾き語りをすることもありますが、基本的にサポートメンバーを迎えたバンドスタイルでライブを行っています。

全曲の作詞作曲を秋田ひろむさんが行なっています。

秋田ひろむさんがソロで活動していた時に、キーボードを使った楽曲を演奏するためにキーボード演奏者を探し、豊川真奈美さんと出会ったようです。

とても人見知りな秋田ひろむさんですが、人間関係が非常に楽なので心地良いそうです。コミュニケーションが苦手な分、マネジメント的な部分は全て豊川真奈美さんが担当しています。

秋田ひろむさんは小学6年生の頃にTM NETWORKの音楽と出会い、音楽を始めます。キーボードを購入するところから始まり、バンドブームに乗っかりギターを購入してもらったそうです。

最初はコピーバンドから始まったものの、高校生になった頃にはオリジナルの楽曲を作り演奏していました。

高校卒業後も東京で音楽をする為に、一度東京に就職することになります。

ですが、お世話になっていたライブハウスのオーナーがきっかけで半年、アメリカに行ってライブの勉強していたようです。就職の話も無しになりました。

それからメンバーの交通事故死、バンドの解散、東京でのバンド活動も上手くいかず、仕事も上手くいかない日々が続き、青森に帰ることになりました。

そこでも拾ってくれたのは青森でお世話になっていたライブハウスのオーナーでした。そして現在の形に落ち着いたようです。

交通事故で亡くなったひろさんはamazarashiの「ひろ」という楽曲にもなりました。ファンの方には有名な話でしょう。

「無題」は3rdアルバム「爆弾の作り方」に収録されている楽曲です。

後にフルアルバム「あまざらし 千分の一夜物語 スターライト」、ベストアルバム「メッセージボトル」にも収録されました。

「爆弾の作り方」、「メッセージボトル」に収録されているのは同じ音源ですが、「あまざらし 千分の一夜物語 スターライト」は違うアレンジになっています。

同じ3枚に収録されている「隅田川」に至っては、全てアレンジが違っています。

普通、アルバムに収録される曲の音源は同じで、アコースティックアレンジになるならその補足が付いているはずです。

amazarashiは何の前触れもありませんが、アレンジが変わっていることが多いです。

なので、知っている曲がアルバムに収録されても、もう一度ちゃんと聴いてみようと思えるアーティストです。

一人の絵描きが題材となっている楽曲なので、MVでは曲だけでは伝えきれなかった絵を補填するようなものになっています。

amazarashi特有の独特なタッチで書かれたアニメーションです。映像作品としてとても完成度が高いと思います。

amazarashiが歌う楽曲は、絶望を歌う力強い曲が多いですが、「無題」は起承転結がハッキリした物語になっています。

物語風の楽曲を歌うこともあり、「古いSF映画」「つじつま合わせに生まれた僕等」も似た楽曲です。