長い人生の中で意見が違う人もいれば、賛同して応援してくれる人もたくさんいると思います。

自分がメッセージを発信しつづければどこかで誰かがそれを聞いて共感してくれるでしょう。

自分を応援してくれる人がいると分かれば、頑張る力は2倍にも3倍にもなっていきます。

周りを巻き込みながら人生の大きなプロジェクトを始めていくのです。

成功に失敗はつきもの…でもそれを乗り越えていくからこそ、誰もできないことを自分だけができるようになります。

とにかく自分には可能性がたくさんあるのです。

そのチャンスを掴むか掴まないかは自分次第であり、夢を叶える覚悟を持つことが大切なのだと考えさせられました。

周りに支えてもらいながら

ここまでは「自分がどう生きるか」に重点を置いていた歌詞も、ここではじめて「貴女」が登場していますね。

何かに挑戦する時、もちろん否定的な人もいれば応援してくれる人もいる、というのは上述したとおりです。

更に応援してくれる人の中には、歌詞1行目にもあるとおり「期待」をこめてくれる人もいるでしょう。

そんな人が増えれば、自分のための挑戦だって「誰かのための挑戦」に変わっていきます。

もちろんその気持ちは大切ですが、勘違いしてはいけません。

この挑戦は他の誰でもない、自分自身のもの。その責任自分自身にあるのです。

歌詞を見ると、期待してくれる人たちの気持ちはまるで「風」のように表現されていますね。

対して自分自身は、周りの人たちが起こしてくれた風に乗って「自らの羽根で」飛ぶのです。

あくまでも人々の期待は「飛び立つための補助」でしかありません。

その風のおかげでうまく空に舞い上がったなら、あとは自分の力で羽ばたく。

そう伝えているのでしょう。

「飛行艇」から連想するもの

"翼""羽根"は自分が飛躍するために必要なものです。

そして"滑走路"は自分が走り抜ける人生そのものなのでしょう。

飛行艇の滑走路は水面の上なので、陸よりは制限が少ないそうです。(もちろん時と場合によりますが…)

この楽曲のタイトルを敢えて「飛行艇」にした理由がここから見えてきました。

自分の可能性は決められた滑走路の上ではなく、大海原のように自由なのです。

ストーリー性のあるMVをチェック

King Gnuの「飛行艇」にはMVが制作されています。

1人の少年が歩いていく道はおそらく人生そのものを表しているのでしょう。

そこに登場するのは様々な問題を抱えたたくさんの民衆。

最初はただ素通りするだけだった彼もだんだん人々と関わりを持つようになっていきます。

最後はKing Gnuの姿に魅了されていきました。

飛行艇」の歌詞の世界観をそのまま表現したような映像になっています。

こちらもあわせてご覧になってみてください。

最後に

King Gnu【飛行艇】歌詞の意味を考察!飛び立った先に何がある?翼や滑走路を連想させる理由とは?の画像

今回はCMの楽曲としても話題になったKing Gnuの「飛行艇」を紹介させていただきました。

ドラマ主題歌になった前作「白日」とは雰囲気がガラッと変わっています。

またまた新たなKing Gnuの魅力を発見することができたのではないでしょうか。

ツインボーカルによる楽曲は井口さんがメインなのか常田さんがメインなのかで印象が違います。

「白日」は井口さんの柔らかい歌声で始まりますが、「飛行艇」は常田さんのパワフルな歌声が印象的です。

ある意味、前作とは正反対のような楽曲かもしれません。

「白日」と「飛行艇」を聴き比べてみるのも面白いと思いますよ。

2019年にメジャーデビューを果たしたトーキョー・ニュー・ミクスチャーバンドKing Gnu。彼等の次なるステップとして話題を呼んだデジタル配信曲【白日】のMVを解説致します。

こちらの記事では「白日」のMVについて詳しく解説されています。

映像の世界観は「飛行艇」同様にメッセージが強く込められているものになっていました。

King Gnuの様々な音楽を改めて心の底から感じていただけたら幸いです。

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