希望の流れ星

再びメインはタイトルの「流れ星」へと戻ります。

小さな幸せを積み重ねながら、このさきずっと「キミ」と一緒にいたいと考える「ボク」。

この想いと「流れ星」はどのようにリンクするのでしょうか。

過去と未来

流れ星 失くしたもの失くしちゃいけないもの
どんな時も 一番近くでキミを感じていたい
流れ星 ねえ 二人過ごしてく日々の中で
見上げた空 つないだ手 同じ未来を見つめていたい

出典: 流れ星/作詞:田中ユウスケ・クボケンジ 作曲:田中ユウスケ

夜空に尾を引く流れ星を眺めながら、「ボク」はこれまでの道のりを思い出します。

ここまで来るのに、失ってしまったものはたくさんあったのでしょう。

そして同時に、「失くしちゃいけないもの」もできます。

それはきっと、「キミ」のこと。

流れ星が流れるのはほんの一瞬ですが、その間でさえ「キミ」と一緒にいるのが「ボク」の願いです。

もちろんその刹那だけでなく、この先の未来を一緒に歩み続けられればそれ以上の願いはないでしょう。

心の中にある星

流れ星 ねえ キミは何を想ってみているの?
見つけた星 今ボクの中で確かに輝きだした

出典: 流れ星/作詞:田中ユウスケ・クボケンジ 作曲:田中ユウスケ

この歌詞、どこかで似たようなフレーズがありましたね。

そう、冒頭の歌詞です。

でもちょっと違うのが分かるでしょうか?

二行目の「確かに輝きだした」の部分、冒頭は「確かに輝く光」でした。

流れ星を見つけたと同時に、「ボク」の心の中にも光が灯ったのが最初。

その光こそ、「星」だったのです。

この星が放つ光は、色々な意味があるでしょう。

「キミ」への想い、未来への希望…。

「ボク」の中にいる「キミ」自身かもしれません。

「流れ星」を見たことで、「ボク」は自分の心にあった「星」の存在に気付くことができたのでしょう。

一緒に希望をつなぎたい

流れ星 I make a wish upon a shooting star, I want to be with you.
見上げた空 つないだ手 同じ未来を見つめていたい

出典: 流れ星/作詞:田中ユウスケ・クボケンジ 作曲:田中ユウスケ

最後にやや長めの英文が登場しました。

これは簡単に和訳すると、「流れ星に願いをこめ、あなたと一緒にいたい」という意味です。

やはり「ボク」は流れ星に、「キミ」と一緒にいられることを願ったのでしょう。

その願い事さえあれば、「ボク」はどこまでも羽ばたいてゆけます。

「流れ星」のメッセージ

「流れ星」は、「ボク」の想いと流れ星に託した願い事を歌った曲です。

「ほんの一瞬一瞬の時間を、大切な人と一緒に過ごしたい」というのが「ボク」の願い。

「キミ」のことがどれだけ大切で、永遠に一緒にいたいと考えているかがよく伝わってきます。

雨の日に迎えに行った出来事も、とても具体的でその場面がパッと想像できますね。

なんてことはない時間を、一つ一つ積み重ねることで大きな愛情につながる。

空に流れる流れ星は、そのことを思い出させてくれる象徴でもあるのかもしれません。

結果として「ボク」は、「キミ」と一緒にいられますようにと願い事をします。

心が温かくなるラブソング

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