「DON'T LOSE YOURSELF」について

「DON'T LOSE YOURSELF」の歌詞の意味が◯◯!カタカナ英語と和訳で解説!の画像

収録されているCDは?

この曲の初出は、2010年に発売された彼らのデビューアルバム『WOLCOME TO THE NEWWORLD』

このアルバムのオリジナル盤は1万枚限定発売でした。

2012年には、新曲の追加やスリーブ仕様への変更、ライナーノーツの解説文の改訂などのリニューアルがほどこされた再録盤『WELCOME TO THE NEWWORLD-standard edition-』が発売されました。

他にも1stフルアルバム『MAN WITH A MISSON』やベストアルバム『5 Years 5 Wolves 5 Souls』、コンピレーション・アルバム『Beef Chicken Pork』など、様々なCDに収録されている曲です。

初期から現在まで、非常に出番が多くかなり親しまれている曲ですね。

どんな曲?

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デビューアルバムの1曲目を飾る曲というだけあって、冒頭の不穏な空気からのそれを切り裂くギターサウンドで一気に引き込まれてしまう曲です。

アルバムのつかみとしては申し分ないですね。

曲自体も、思わずジャンプして踊りだしてしまいたくなるようなノリの良いリズムが特徴的です。

非常にダンサンブルでキャッチーな曲というだけあって、昔のライブではよく演奏されていた曲でした。

歌詞を和訳して解説!

「DON'T LOSE YOURSELF」つまり「自分を見失うな」というタイトルが付けられたこの曲。

どのような歌詞で歌っているのでしょうか?

英詞が多いので和訳しながら見ていきましょう。

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平凡な世界に中指を立てる

Pop goes the weasel we're bored to death without a doubt
Let go the reason and find out what's it all about you know I want out

出典: https://twitter.com/gunbexen/status/838007223833894912

Pop goes the weasel」はイタチがぴょんと跳ねる様子を表した言葉だそう。

正直よくわからないのでここは無視しましょう。たぶんあまり意味はなさそうです。

その後の「we're bored to death without a doubt」ですが、「疑いのない死にうんざりしている」という意味になるでしょうか。

次の1文ですが、まず「Let go the reason」は直訳すると「理由を行かせてください」となります。

このままだと意味が分からないので「理由をつけさせてください」と意訳しましょう。

次の「and」以降の文章「find out what's it all about you know I want out」を考えます。

「and」でつながっているので「find」の前には「Let」が隠れていると考えましょう。

そうすると「それが一体何なのかを見つけさせてくれ、お前が知っているように私はそうしたいんだ」と訳すことが出来ます。

まとめて意訳すると

「俺たちは疑いのない死にうんざりしている、それが何なのかすべてを理由をつけて見つけさせてくれ、お前が知るように俺はそうしたいんだ」

となりますね。

何の疑いもなく人生を普通に終わらせる事に疑問を感じ、何か新しい発見を得ようとしている姿勢が見られます。

彼らのデビューアルバムの1曲目とだけあって、彼らの音楽活動の動機が垣間見られる一節です。

We're pissed with all the shit you know I want out

出典: https://twitter.com/gunbexen/status/838007355715399681

「pissed」や「shit」は「小便」や「大便」といったかなり汚い言葉遣いです。要は俗語ですね。

上の歌詞から続くと考えると、疑いのない世界に対する憤りを表現しているように感じます。

平凡な世界に中指立てるような歌詞です。

Look at the people hey all they do is live 'n flout
Crap of the year come on let's just hear your coming out you know I want out

出典: https://twitter.com/gunbexen/status/838007440364883970

「flout」は「馬鹿にする、侮辱する」といった意味の動詞、しかしここは名詞だと考えられるので「侮蔑」するような意味を付ければよいと思われます。

なので1行目の文は

「あいつら見てみろよ、クソみたいな世界で生きてるぜ」

となります。できる限り口が悪い感じで訳してみました。

2行目の文ですが、最初の「Crap of the year」は「その年のたわごと」という意味。

なので「Crap of the year come on 」は「クソみたいな時代だぜ」という風に訳すことが出来ますね。

続く「let's just hear your coming out you know I want out」は

「お前がわかることを聞かせてくれ、お前の知るように俺はそうしたいんだ」

と訳すことが出来そうです。

基本的にこの歌詞で描かれている人物は、口が悪く周りを見下した尖った人物みたいですね。

唯一の日本語詞

有限、無限を言い聞かせても
所詮、無縁なこの世界
機能不全に陥るのなら
手に入れて切り崩せ

出典: https://twitter.com/gunbexen/status/838007645004943360

この曲の唯一の日本語パート。

どんなに言い聞かせても変わることのないこの世界。

そのまま衰退していくなら、すべてを見捨てて新しい世界を手に入れていこうという意味になりますね。

時代は変化していくもの。いつまでも昔の考えを変えずにいたら文明はどんどん遅れていってしまいます。

重要なのは時代の波に乗っていくことなのです。

現代の日本社会を風刺しているかのような歌詞ですね。