THE BLUE HEARTS
THE BLUE HEARTSは日本のパンク・ロックバンド。
1985年に結成され「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」「情熱の薔薇」などインディーズ盤も含めて18枚のシングル、8枚のアルバムを残して1995年に解散しました。 ボーカルは甲本ヒロト。ギターの真島昌利とは、THE HIGH-LOWS、ザ・クロマニヨンズで一緒にバンドを続けています。
ここではデビュー曲であり名曲である「リンダリンダ」をとりあげます。
「リンダリンダ」をYouTubeでcheck!
この「リンダリンダ」は発売から20年以上すぎて、オリンパスのデジタルカメラ「μ-DIGITAL」のCMソングとして起用されるなど、THE BLUHE HEARTSの音楽は時を経てますます輝きを増していると言えると思います。
また高校野球などで応援歌として歌われることも多いそうです。
LIVE映像からは日本語ロックの立役者と言っても過言ではない熱い魂が伝わってきます。
"リンダリンダ"とは誰のことでしょうか? この歌の秘密に迫ります。
「リンダリンダ」の歌詞を紐解く
ドブネズミみたいに美しくなりたい
写真には写らない美しさがあるから
出典: https://twitter.com/Kaede_ame/status/863761732405047297
ドブネズミには写真には残らない美しさがあると歌われています。 だからそんなドブネズミみたいに美しくなりたいと歌っています。 写真には写らないのは内面でしょうか? 外見ではなく、生きているという魂そのものの美しさが歌われています。
もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら
そんな時はどうか愛の意味を知って下さい
出典: https://twitter.com/Kaede_ame/status/863761732405047297
次に僕と君が出会った時には、愛の意味を知ってくださいという願いが歌われています。 愛の意味とはなんでしょうか? ここにドブネズミのような美しさも関係ありそうです。 これは目に見えない魂の美しさについての歌であり、そういう目に見えない愛の意味を探る歌でもあるのだと思います。
愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない
決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ
出典: https://twitter.com/Kaede_ame/status/863761732405047297
最後に愛じゃなくても、恋じゃなくても君を離さないという言葉が続きます。 愛の意味を知ってほしいけれど、その愛の意味がもしなくても、君を離さない強い力を持っているのです。 その力とはなんでしょうか?
"リンダリンダ"は歌詞に載っていない
筆者はこの"リンダ"とは、ダーリンから来ていると考えています。 ダーリンダーリンと繰り返し唱えると、リンダといつのまにか言っています。
これはそうかもしれないという話ですが、この"リンダ"という部分は歌う人間が誰のことを歌ってもいいということなのでしょうね。
甲本ヒロトが歌う決して負けない強い力とは生きているということだと思います。 もし愛や恋じゃなかったとしても生きているから君を求めます。 言葉にして意味を探らなくても君を離したくないという強い思いがあるのです。 そしてだから歌を歌う。 魂というもの、生きているということをあらためて考えさせられます。
みんなが歌う「リンダリンダ」
ここでは多くの人が歌う「リンダリンダ」のカバーを集めてみました。 名曲は歌い継がれるもの。 ここにはパンクというジャンルを超えて受け継がれる美しい歌があります。