「わたがし/back number」は、TBS系テレビ全国ネット「CDTV」のオープニングテーマにも選ばれた人気曲。
このサビ聴いたことある!という方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
こちらも「青い春/back number」と同様、シングルでリリースされ【blues】にも収録されました。
曲の魅力は何といっても細かな描写まで想像できてしまうストーリー性。
ストーリーが描かれたPVも見所!
想いがあふれたらどうやって
どんなきっかけタイミングで
手を繋いだらいいんだろう
出典: わたがし/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
夏祭りに遊びに来た男女二人。
付き合えたいけどいい出せない。
触れたいけど触れられない。
一線を超えたい男性目線のもどかしさがこのサビでグッと伝わりますよね。
この曲はそんな歯痒い思いを、一曲を通してストーリー仕立てで作り上げています。
PVでは、山本さんの浴衣姿にもポイント。
美しさも相まって楽しいデートのドキドキ感を際立たせています。
「水色にはなびらの浴衣」と始まりの歌詞にある通り、実は細かい設定まで曲とマッチさせているんですね。
タイトルの歌詞に注目!
細かい情景描写にドキドキしてしまいそうな歌詞。
特筆したいのはタイトルに使われている「わたがし」の登場の仕方です。
夏祭りの最後の日
わたがしを口で溶かす君は
わたがしになりたい僕に言う
楽しいねって
出典: わたがし/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
比喩表現などで気持ちを表す歌詞はたくさんありますが、「わたがし」に例えてくるセンスに脱帽です。
メロディーに乗せてこそ純情な男性側の気持ちが伝わるストレートな歌詞ですよね。
タイトルの通りの甘酸っぱい記憶が蘇りそうになります。
4.エンディング
冒頭で説明した憂うつのテーマは残しつつどこかで前向きな曲が続いていました。
そこで四曲目に選ばれたのが失恋ソング「エンディング/back number」。
曲調、歌詞ともに切なく、サビやCメロの歌い方に心が苦しくなってしまいますね。
あの日二人で見た映画の
エンディングみたいだねと
君がふと笑い出す
最後の最後になって今
君の代わりなど
いないと気づいたのに
出典: エンディング/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
巷に溢れるラブストーリーの映画。
みなさんの覚えているラストシーンはどんなものでしたか?
このサビでは、一つの恋愛の終わりを描いていますが、聴く人によって描写が変わるのがいいですよね。
別れ際の二人は泣いていたのか、微笑んでいたのか、抱きしめあったのか。
そして、後悔して仕方ない男性目線の歌詞も、back numberならではといえるミュージックです。
5.日曜日
「日曜日/back number」は、そのタイトル通りゆったりとした休日のワンシーンから始まります。
失恋ソングの後に悲しい曲が続くのを防いだのか、こちらの曲では幸せな世界が広がっていますね。
「わたがし/back number」と同じく、歌詞とリンクする映像からも幸せな気持ちが味わえます。
あの日君がこっち向いてバカねって笑ってくれた時
きっとあの時に変わったんだ
こんな毎日を願う僕に
出典: 日曜日/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏・川村結花
働いている時は中々顔を合わせることができない彼女や奥さん。
休みの日は好きな人との時間を存分に楽しめる大切なものですよね。
愛する人の姿を見てるだけで幸せな気持ちになるのはもちろん、いつかの思い出に浸ることもあります。
この曲のサビではそんな思い出に心を巡らせて、幸せについて語っていくのです。
さて、この曲には憂うつな箇所が一つも無いように思います。
強いていうなら、こんな幸せな一日が月曜日には終わってしまうというところでしょうか。