Mr.Childrenが放った40万枚限定シングル「フェイク」とは?

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Mr.Childrenの「フェイク」は2007年1月24日に40万枚限定で発売され、5thシングル「innocent world」から26作連続オリコンチャート初登場1位を獲得したシングルCDです。

現在は廃盤となっていて、新品は多少のプレミアムがつけられて販売されています

「フェイク」は同時期に上映されていた妻夫木聡、柴咲コウ主演の「どろろ」の主題歌にもなっていて、CD同様、映画も話題作になりヒットしました。

それでは次からは「フェイク」の歌詞に込められている想いを紐解いてみます。

Mr.Children「フェイク」の歌詞に込められた想いを紐解いてみる


Mr.Childrenの「フェイク」、歌詞を見ると連続してかなり辛辣な言葉が並んでいます。

バブル崩壊後の日本を憂うかのような言葉の連続で、閉塞的な時代背景を見事に風刺しています。

時代を風刺した歌詞の連続

言ってしまえば僕らなんか似せて作ったマガイモノです
すぐにそれと見破られぬように上げ底して暮らしています

出典: http://j-lyric.net/artist/a001c7a/l0098d3.html

辛辣な歌詞が並べられているのがわかります。「マガイモノ」なんて言葉の先に見破られないようにと続いているので、この時代の出来事や閉塞的な世間を指しています。自分がマガイモノ、そこから物語が始まります

灰になっても 諦めちゃまた始めから出直したりして
まだ自分を嫌いになれずにいるみたいだ
体中に染みついている嘘を信じていく

出典: http://j-lyric.net/artist/a001c7a/l0098d3.html

失敗してどん底まで落ちても何かを諦めてやり直す、その繰り返しで自分が嫌になるだけ、嫌いにはならない。

繰り返してごまかしてきたことが自分なのかと、主人公の苦悩している姿が思い浮かびます。

恋に逃げてみたけれど…

寂しさを背負って 恋に繋がれ 地下二階の過去からTAKE OFF
ハイエナのよう つまずいて抜かれたけど びゅんと追い詰めて
ちょっと自分にプライドを取り戻せたのに
この手が掴んだものは またしてもフェイク

出典: http://j-lyric.net/artist/a001c7a/l0098d3.html

寂しい思いをしたので恋に走ってみた主人公、彼女ができてちょこっとだけプライドが取り戻せたように思えたが、結局はその恋もフェイクだった。

下世話な話を上手く日本語で表現しています

恋に焦がれるも…

飛び込んでくる音 目に入る映像
暫く遮断して心を澄まして何が見えますか? 誰の声が聞こえますか?
いつまでも抱きしめていれるかな?

出典: http://j-lyric.net/artist/a001c7a/l0098d3.html

主人公の目に映るもの、耳に聞こえる音を閉ざしてまで自分の心に問いかけます。

そこに聴こえた声は愛した人なのか、懐かしい友人なのか?

その思い出をいつまで抱きかかえていられるか、葛藤の日々が続きます。

虚しさを抱えて 夢をぶら下げ 二階建ての明日へとTAKE OFF
ハイジャンプしよう 騙されちゃ また懲りもせず 信じたりして
もう誰も疑わずにいれるなら

出典: http://j-lyric.net/artist/a001c7a/l0098d3.html

新しい彼女を探しに主人公はまた同じ所へ繰り出します。

「今度は間違いない」そうと信じてハイジャンプ。

本当は誰も疑わずにいられる世の中がほしいと、主人公は切望しています。

迫る現実は全てフェイクなのか?