大森靖子【JUSTadICE】歌詞の意味を徹底解説！人生に迷っているあなたへ

先ほどのラップパートには「黒い正義」という歌詞も登場しました。

「持たざる者」の「黒い正義」とは己の過去、すなわち「黒歴史」の承認を指すのでしょう。

過去の大森靖子がそうであったように「ブラッククローバー」の主人公は孤独との闘いを強いられます。

その歴史は戦慄かなのに代表されるようにZOCのメンバーにも受け継がれているのです。

だから大森靖子は「持たざる者」全てに共闘を呼び掛けています。

2019年に入ってからの彼女のリリースラッシュはZOCでの活動が原因の1つでしょう。

「孤独を孤立させない」という明確なビジョンを持って結成されたZOC。

その活動を通して見えたのはかつての自分のように己の弱さと真剣に向き合う者たちだったのです。

4月5日の配信スタートから約1か月後にはフルバージョンのMVも公開されています。

そこで表現されていたのは私たちの想像を超える『JUSTadICE』の世界観です。

玄武・青龍・白虎に扮したシンガイアズのメンバーたち。

そして大森靖子とシンクロするように華麗に舞い踊る朱雀...。

半死半生でしか生きることができない「半獣四神」とただの人間・大森靖子の共闘する姿が描かれているのです。

MVの見どころは朱雀と大森靖子の華麗な舞踏です。

実は朱雀を演じているのはZOCの振り付けをすべて手掛けるricoちゃん。

大森靖子曰く「本物中の本物、天才が努力したタイプ」というricoちゃん舞踊には心を戦慄させる何かがあります。

そして衣裳を含む驚愕の世界観を共同制作しているのは青柳カヲル氏。

『JUSTadICE』『クソカワPARTY』を手掛けたヴィジュアル・クリエイターです。

特に精密に作られた「半獣四神」の仮面はハリウッド映画も真っ青な出来栄え！

何より楽曲の純度を濃縮したかのような世界観は思わず「ヤバイ！」と叫んでしまいます。

今回は大森靖子の『JUSTadICE』の歌詞を中心に楽曲の魅力を紐解いてみました。

アニメ「ブラッククローバー」のテーマと自身の人生観を重ね合わせた歌詞。

そこには「持たざる者」への共闘の呼びかけという意味が隠されていました。

「持たざる者」について歌われた楽曲の代表格といえば『VOID』です。

以下のリンクから『VOID』に込められた意味を解説した記事をご覧いただけます。

『VOID』の作られた経緯にも触れた記事は必見です！

本稿でも触れさせていただいた大森靖子が“共犯者”として率いるZOC。

デビューシングル『Family name』は歌詞の意味を知ることでより深みの増す楽曲です。

なぜ『Family name』というタイトルを付けたのか？

興味のある方はこちらの解説記事をご覧ください。

ハロプロ！愛が詰まった曲調の『チュープリ』は『Family name』のカップリング曲です。

一聴すると能天気な楽曲に感じられる『チュープリ』。

そこには黒歴史と正面から対峙する彼女たちの苦悩が込められています。

こちらの解説記事もぜひご覧ください。