フジファブリック「電光石火」
4月15日に配信リリースされたフジファブリックの「電光石火」。その前日にMVも公開されました。
ライブでたびたび披露していたことで、ファンの間で音源化が待ち望まれていました!
また「電光石火」から3ヵ月連続で、シングルを配信リリースすることも決まっています!どんな曲が出てくるのか楽しみですね!
電光石火 MV
印象的なピアノが光る力強いナンバーです。作詞・作曲はギターボーカルの山内総一郎、やっぱりメロディを作るのが上手ですね!
いつも通りキーボードが曲の展開の起点になっていて、ピアノがオルガンに変わるところはビートも控えめになって、何かが始まる予感がしますね!
「電光石火」歌詞
大人と若者でニュアンスが変わる歌詞
忘れたこと覚えたこと 積み重ねたのどのくらい
高層ビルより高く 大空突き抜けるくらい
したいことがまだ 今もいっぱいあって困るかい
出典: 電光石火 / 作詞:山内総一郎 作曲:山内総一郎
自分の過去は積み重なっていきます。覚えてることだけじゃなくて、忘れたことも同様です。
忘れてしまったことも含めた、今までの全部が自分を作っているのです。きっとそうですよね!
「したいことがまだ~」のフレーズは若者と大人で聴こえかたが変わってくると思います。
若者にとってはやってないことは山積みで、いくら時間があっても足りません。
でも大人は人生を進んでいく中で、新しいものに触れることが無くなっていきます。
「したいこと」をやったから経験が生まれ、「忘れたこと」や「覚えたこと」が出てきます。
だからこのAメロは聴く人によって、「高層ビルより高く~」のフレーズがどちらにかかるかが変わってきます。
若者が聞けばそれはもちろん「したいこと」がまだまだたくさんある!というニュアンスになってきます。
でも大人が聴けば、「高層ビルより」積み重なってきた様々な経験が思い出されるのです。
フジファブリック流の言葉遊びが聴けるフレーズになっています!
あなたには「今も」したいことがいっぱいありますか?
大人もやるんだ
自分を信じることが 難しいってことぐらい
承知の上のことだね それでも足掻いていたい
時は止まらない 何も心配なんてないのさ
出典: 電光石火 / 作詞:山内総一郎 作曲:山内総一郎
自分や世界をよく知らない若者の方が自分を信じられる矛盾や、大人の方が色んなことに怯えているという皮肉に立ち向かいます。
Vo.山内は36歳、明らかに大人の目線から歌詞が書かれているのです。「それでも」やるんだ、「したいこと」をやるんだ!という力強い詞です。
知らないところまでいけ!
電光石火 突っ走れ 電光石火 超えて行け
遥か彼方 イメージの先へ
電光石火 煌めいた瞬間だけがきっとある
感動的さ 何が待ってる
出典: 電光石火 / 作詞:山内総一郎 作曲:山内総一郎
「電光石火」とは雷や火打ち石から出る火のように、行動が素早いことを指す言葉です。
そしてこの詞ではあまりに行動が速すぎて、自分が抱いていた「イメージ」以上のことをするのです。
「何が待ってる」かわからないから人生は面白いのです。そこまでいけるのは「電光石火」で行動したものだけ、若者も大人も勇気づける曲になっています。
転がること
順調に転がってても 誰も怪我したくはない
何回躓いてても 誰かのせいにしたくはない
見下ろして見失ってるよりもはるかに
見上げてぶつかっている方が笑える
出典: 電光石火 / 作詞:山内総一郎 作曲:山内総一郎