ヤバイTシャツ屋さん【こうえんデビュー】収録曲を解説！"ごみかす"が強い人気を誇る理由を読み解く

思わず笑ってしまいそうになる歌詞ですが、20代だけではなく共感する人も多いのではないでしょうか。

自分のだめなところをさらけ出して笑いと共感を誘う、ヤバTらしい歌詞です。

自虐は、使い方によってはちょっと痛々しかったり見苦しかったりしてしまいます。

ですが、ヤバTは自分のだめなところを認めつつもそのままの自分を認めて欲しいとある意味開き直ることで笑いを誘います。

この共感を集める歌詞が人気なのではないでしょうか。自虐しつつもクスッと笑えるバランスの歌詞センスがヤバTらしいですね。

2曲目に収録されている「Bluetooth Love」は、Huluオリジナルドラマ「マイルノビッチ」の主題歌として書き下ろされました。

マイルノビッチは、佐藤ざくり原作の少女漫画をドラマ化したもの。

ヤバTにとっては初のドラマ主題歌です。

恋愛映画の主題歌ということで、ヤバTならではの独特の恋愛観を歌ったアップテンポな楽曲になっています。

「Bluetooth Love」は、2人の恋愛関係を、時に繋がりにくいBluetoothに例えた歌詞になっています。

なかなか今までになかった、ヤバTらしい恋愛ソングです。

確かに、Bluetoothは離れすぎると接続されません。

2人の関係性をBluetoothに例えて、離れると繋がらないから近くにきてと歌っています。

歌詞の着眼点がすごいですね。

確かに、わかるようでわからないような逆にわかりにくい例えです。

ですが、目に見えないけど繋がったように感じたり、かと思えば繋がってなかったり。

また、遠すぎるとだめで、程よい距離感にいないと繋がらない。

確かにそう言われると、恋愛における距離感と通じるものがあるような気もしてきてしまいます。

恋愛をBluetoothに例えるなんて、本当にヤバTらしい独特の世界観の歌詞です。

架空の地方テレビ局の歌番組という設定で、架空のアーティストと一緒にヤバTのメンバーがしぶしぶ踊るという映像になっています。

このMVについて、ボーカルのこやまたくやは「ヤバイTシャツ屋さんはもうMVで演奏すらしなくなりました。

もうTikTokでバズるしかない。助けてください。」とコメント。コメントまで含めて笑える仕上がりになっています。

こちらの楽曲は、ヤバTによると閏年の閏日生まれの人へ向けた応援ソングとのこと。

通常2月は28日までですが、4年に1度だけ2月29日が存在します。その日のことを閏日といい、閏日がある年を閏年といいます。

そんな閏日、4年に一度しか巡ってこない2月29日に生まれた人へ向けた、ヤバTらしい歌詞センスの歌となっています。