黒澤まどかさんが描く"童話シリーズ"の代表作!

黒澤まどか【盗人シンデレラfeat.初音ミク】歌詞の意味を解説!王子や魔法使いは誰を例えているの?の画像

「Chilledren」「giga戯画witch」など、さまざまな童話をモチーフにした作品を作っている黒澤まどかさん。

この童話シリーズの作品は多くのリスナーから人気を集めており、小説化希望の声も少なくありません。

今回はそんな童話シリーズのひとつである「盗人シンデレラ」というオリジナル曲を紹介しましょう。

「盗人シンデレラ」はタイトルからも分かるように、シンデレラをモチーフにした作品となっています。

この歌詞の主人公は、万引きを繰り返す女子高生です。

不幸な自分が嫌で、自分を着飾って満足感を得るために万引きにハマってしまった…。

そんな悲しい女子高生をシンデレラの物語に当てはめた作品となっているのです。

ちなみに、この曲名の読み方は「ヌスビトシンデレラ」。

「ぬすっとシンデレラ」という読み方と間違えられることも多いので注意しましょう。

他の作品とも繋がりがある!

黒澤まどか【盗人シンデレラfeat.初音ミク】歌詞の意味を解説!王子や魔法使いは誰を例えているの?の画像

「盗人シンデレラ」を聴く前に、ぜひ聴いて頂きたい楽曲があります。

それが黒澤まどかさんの「giga戯画witch」と「Chilledren」です。

「giga戯画witch」は、犯罪をする子供たちに"様々なお仕置きをする魔法使い"を描いた作品。

そして「Chilledren」は、犯罪をする子供たちに"警告をする少年"を描いた作品となっています。

「盗人シンデレラ」の歌詞には、この魔法使いと少年が登場するのです。

なので、ぜひ「盗人シンデレラ」を聴く前に他の作品もチェックしてみてください!

MVで歌詞で描かれているあらすじをチェック!

「盗人シンデレラ」のMVでは、歌詞の内容をそのままイラスト化した物語が描かれています。

YouTubeニコニコ動画でフルバージョンのMVを確認できますよ!

歌詞の内容をまだきちんと把握していない人は、まずMVをチェックしてみてください。

万引きにハマってしまい、どんどんと堕落していく主人公。

その様子を美麗なイラストで描いた動画になっています。

女子高生の役を務めている初音ミクの小悪魔っぽい表情も注目ポイントです。

上記からチェックすることができるので、興味がある人は視聴してみてはいかがでしょうか。

なぜ主人公は万引きを続けたの?歌詞を徹底解説

それでは、MVの内容も踏まえた上で「盗人シンデレラ」の歌詞の内容を詳しく解説していきます。

どうして主人公は万引きにハマってしまったのか。

万引きにハマった結果、主人公はどのように変化していったのか。

そして、最後はどんな結末を迎えてしまったのか。

物語の詳細をさっそく見ていきましょう。

1番の歌詞

周りから嫌われていた主人公

カボチャの馬車は夢の夢
目が覚めれば退屈な日々
継母からは嫌われて
毎日タイルの床 磨いてばかり

出典: 盗人シンデレラfeat.初音ミク/作詞:黒澤まどか 作曲:黒澤まどか

ここでは、万引きにハマる前の主人公について描かれています。

華やかで楽しい日々に憧れていた主人公。

キラキラの青春を送りたいと願っていたのでしょう。

しかし、現実は全然楽しくなくて、継母(=クラスメイト)から嫌われていました。

教室の掃除など、面倒なことを押しつけられて憂鬱な日々を送っていたようです。

初めて万引きをした主人公

つい出来心で渋谷のストアから
口紅を持ち出してみたら
思ったよりずっと容易くて
私の何かが壊れてゆく音がしたの

出典: 盗人シンデレラfeat.初音ミク/作詞:黒澤まどか 作曲:黒澤まどか

不幸な毎日を送ることに嫌気がさした主人公。

ある日思いつきで、お店に売っている口紅を万引きをしてしまいます。

万引きを実行する前は、成功するか分からなくて主人公はビクビクしていました。

しかし、あっさりと万引きに成功してしまったのです。

それがきっかけで、主人公は万引きをすることに爽快感を覚えはじめていきます。