【DANDAN/THE YELLOW MONKEY】歌詞の意味を徹底解説！DANDANどう変わろう？

いよいよクライマックスです。

再結成したことによりファンのありがたさに目が醒めたような印象の歌詞になります。

「DANDAN」は30周年記念シングルですからどうしても伝えたかった想いなのでしょう。

アーティストはゴッホのように不遇なままに生涯を終える人もいます。

しかしリアルタイムで評価を獲ていないと後世に作品が遺りません。

ゴッホも弟・テオの理解ある援助によって生計を立てましたし、晩年には支持者がいました。

やはり活動している間に理解者がいることがアーティストにとっては支えになるのです。

またメンバーへの感謝を忍ばせているかもしれません。

2人称単数とも複数ともとれる「You」であるあなたとの出会いへの感謝を捧げます。

主人公がビリー少年からあなたへとバトンタッチされる瞬間です。

これからも「段々」世界は素晴らしくなるという思いを伝えてくれます。

実際はきな臭くなっているのが実情ですがアーティストは絶望する訳にはいきません。

自分を支えてくれるファンやリスナーの期待を裏切りたくはないのでしょう。

その上で自分のやりたいこともやってゆく。

また悩む日々に突入するのではと心配になりますが大丈夫そうです。

「このTHE YELLOW MONKEYは解散しない」

吉井和哉は再結成を発表した際に胸を張ってそう語りました。

もう若くはないので迷いはないのかもしれません。

自分がすべきことは何かを見極めた上での言葉でしょう。

人は若い頃にはコントロールできなかったものも歳を経るとハンドルできるようになるのです。

「段々」成長するよ。

「DANDAN」

この歌はビリー少年の成長譚であり、THE YELLOW MONKEYの自伝です。

3人称で描くことで作品世界に幅を持たせました。

軽快なブギーでグラム・ロックのスターたちのようです。

公式MVはTHE YELLOW MONKEYの30年の軌跡を振り返る内容になっています。

吉井和哉は最後に私たちにバトンを預けてくれました。

夢を叶えて痛みを克服できるのは皆さんだと教えてくれるのです。

彼らの30周年を祝うにはあまりの軽やかさに驚かされる楽曲でしょう。

しかしこうした伊達で洒脱な印象こそ再結成したTHE YELLOW MONKEYの持ち味です。

30年丸々お付き合いした方も、この曲で出会ったという若いリスナーも楽しみましょう。

人生の基本は祭りのようなもので誰とも知れない人と出会える悦びに満ちています。

様々な出会いを描いた「DANDAN」は2019年に響いた鮮烈な人生讃歌なのです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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