切なすぎる結末

ただ…愛しくて…涙も枯れて
キミの居ない世界をさまよう。
忘れたくない…キミの香りをまだ
抱き締め眠る夜がAh~孤独にさせる…。

出典: ただ…逢いたくて/作詞:SHUN 作曲:HITOSHI HARUKAWA

ただただ愛しくて、枯れるほど泣いた主人公は、いまだに進めずにいます。

今の現状をどうしても認められない、「キミ」を忘れたくないという強い未練を感じます。

もういないはずのキミの香りだけを抱きしめて眠る主人公。そんな主人公はまた孤独を感じてしまいます。

逃げようのない寂しさ、寄り添う相手のいない肌寒さまで伝わってくるようなリアルな心情描写です。

切な過ぎる結末には、思わず涙が出そうになりますね。

虚無の中を彷徨う自分

突然に腕の中から消えてしまった彼女を忘れることは出来ません。

失ったことでより一層愛しさが増したのでしょう。

彼はひたすら悲しくてひたすら悔やんで、泣き続けていたのです。

おそらく自分が泣いているのも気がついていない状態なのではないでしょうか。

外へ出たり音楽を聴いたりしても何も聞こえず、何を食べても味がしないはずです。

彼女が消えてしまった世界は、何の意味もなく何の色もないのでしょう。

彼は今、そんな世界を漂っているかのような存在です。

彼女の存在が記憶から消えてしまうのが怖いのかもしれません。

この歌詞からはずっと彼女を側に感じていたい、という想いが伝わってくるようです。

彼女の香りを感じれば感じるほど、失った悲しみがあふれ出してきます。

「ただ…逢いたくて」の世界観を考える

「ただ…逢いたくて」EXILEの思わず涙してしまう切ない歌詞を考察してみる!の画像

歌詞だけを見ると、恋人と別れてしまって逢いたくても逢えないのか、恋人を失くしてしまって逢いたくても逢えないのかという二通りのシチュエーションを考えられます。

MVから考えると後者の方かなという線が強いですね。それゆえに、主人公の激しい後悔と未練を痛いほど感じる曲となっています。

大切なものって、なくならないとわからないこともよくあると思います。

けれど、なくしてからではもう遅いんですよね。そばにいて当たり前になると愛し方を見失ってしまって…

大切さに気づいた今ならもっと愛せるのに、けどキミはもうこの世界にいない…そんな行き場のない主人公の感情を歌った曲となっています。

この曲は男性の切ない想いを「逢いたい」という一言に込めた歌詞が魅力です。

短い言葉だからこそ、心に響いてくるのかもしれません。

恋人ともう二度と逢えない世界観がとても切なく胸に迫ります。

死に別れの辛さは言葉に出来ないものですが「逢いたい」という言葉が全ての答えのような気がします。

そして、この曲は失恋の歌とも遠距離恋愛の歌とも解釈出来ます。

聴く人の捉え方によって感じることも違うのではないでしょうか。

それが音楽の力ともいえます。

まとめ

「ただ…逢いたくて」EXILEの思わず涙してしまう切ない歌詞を考察してみる!の画像

いかがでしたか?

「ただ…逢いたくて」は、逢いたいけど逢えないというストレートな歌詞が胸に刺さる、感情移入しやすい曲となっています。

つい口ずさんでしまうようなメロディーにこれ以上にないような切ない歌詞を乗せた名曲「ただ…逢いたくて」。

いつになっても色褪せることのない純愛ラブソング名曲となっています。

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