ケツメイシ「トレイン」とは
「トレイン」はケツメイシのメジャー14枚目のシングルで、2007年に発売されました。
前シングルの「男女6人夏物語」から、約9か月ぶりのリリースでした。
JR東日本のCMとのタイアップ曲で、JRグループ設立20周年記念のCMソングとして使われました。
2007年のJRグループ設立20周年記念のCMについて
2007年は、東北新幹線・上越新幹線が開業25周年記念、山形新幹線が開業15周年記念、秋田新幹線・北陸新幹線(一部先行開業)が開業10周年記念、東北新幹線八戸駅延伸5周年記念と節目の年であったことから、コマーシャルではそれぞれの新幹線車両の映像が使われている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/トレイン_(ケツメイシの曲)
グループ設立20周年記念であると同時に、新幹線についても節目の年であったことからCMには各新幹線の車両が走る映像が使われています。
美しい景色の中を様々なアングルから撮影されている映像は鉄道好きでなくても見ていて楽しいCMとなっています。
気になる動画再生回数ランキングは?
ケツメイシの「トレイン」は公式のMVがないので、正式な動画再生ランキングを検証することができませんでした。ないのですが、「ケツメイシ トレイン」で検索をかけた結果、フルで見られるMVがありました。
再生回数は4,436,523 回(2017年8月19日現在)で、アニメーターの森川耕平さんがディレクターを務めた手書きアニメーションで作られたMVは一見の価値ありです。
MVのディレクターの森川耕平さんとは?
アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した「つみきのいえ」の作画を担当したのも森川耕平さんだそうです。
「つみきのいえ」と言えば、優しいタッチのアニメーションで、海面の水位が上がって行くにつれて水没していき、積み木のようにどんどん上へと増設していく家に住むおじいさんの物語です。
ある日おじいさんはすでに水没している家の中にパイプを落としてしまい、どんどん沈んでいくパイプを追いかけて家の底の方へと潜って行く中で、家族との思い出を思い出して行くのでした。
環境問題を題材にしながら、人間の何があっても生きていかなければならない姿を陰影を使って表現したアニメーションは、世界中で絶賛されました。
そんな人がMVのディレクターをしているなんて、すごいですね。
オリコンチャートの順位は?
再生数ではその注目度を測ることができなかったので、他のランキングはどうなのか見てみましょう。
オリコンチャートの最高順位は3位です。
また、2013年にはキリンのCMで使われたことでも再び注目を浴びました。
「トレイン」という曲の人気がわかりますね。
ケツメイシ「トレイン」の歌詞解釈
「子供の頃の夢見心」を燃料にして走る
夢に向かって走るのか
それとも 途中 腐って錆びるのか
この僕 乗る列車はお構いなく
今日も魅了 人をさらい出す
なりたい物 やりたい事
子供の頃の 夢見心
それを燃料にして 走り出す
出典: トレイン/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ
レールの上をまっすぐと走る列車のように、心に決めた一つの道を夢に向かって進む人はかっこいいですよね。
だからこそ、有名なスポーツ選手や漫画家など、子供の頃からの夢を叶えた人の人生が人々を魅了し、クローズアップされるのでしょう。
そんな人たちがまっすぐ夢に向かって突き進むことができる理由をここでは「子供の頃の夢見心」を燃料に走っているからと歌っています。
初心を忘れるなとはよく言いますが、ここでいう「夢見心」は子供の頃の純粋な憧れだったり、何かをやりたいと思った気持ちのことでしょう。
そんな純粋な気持ちを持ったまま、生きていけたらいいですよね。
また、子供の頃の気持ちを持ち続けるということは、いつまでもワクワクしているということも意味しているのではないでしょうか。
努力を重ねる苦しい日々はあっても、下を向くのではなく常に上を向いて、遠くにある夢だけを見つめているから、楽しいし、頑張れるのかもしれませんね。