Worlds endの基本情報
「Worlds end」は、2005年に発売されたMr.Children12枚目のアルバム「I LOVE U」の1曲目として収録されています。
その後この曲は、ベストアルバムとなるMr.Children 2005-2010 <macro>にも収録されました。
収録アルバム「I LOVE U」について
「I LOVE U」は2005年に「シフクノオト」から1年半ぶりに発売されたアルバムで、シングル曲は「未来」、「and I love you」、「ランニングハイ」、「Sign」が収録されています。
オリコンチャートでは週間1位、月間2位を記録しました。
2001年、2003年に桜井さんのお子さんが生まれているので、奥様や子どもたちへの愛があふれたアルバムにしあがっているのではないでしょうか。
「Worlds end」PV監督は丹下紘希さん
丹下紘希(たんげこうき)さんは、Mr.Childrenをはじめ、多くのミュージシャンのPVをてがける映像作家です。ミスチルファンなら一度は名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この丹下さん、実は元ダンサーという異色な経歴をお持ちですが、芸術的に評価の高い映像作品が多数あります。きっと、ダンスの経験が個性的な映像作品に生かされているのでしょう。
また、丹下さんはMr.Childrenのライブ映像やDVD映像などにも多くかかわってきた人物として知られています。
Mr.Childrenと同じトイズファクトリーから発売された「TANGE KOUKI VIDEO COLLECTION」には、丹下さんの今までのビデオ作品約40作品が収録されています。
通常PVはレコード会社のものになるため、映像作家が自分の作品として発売したという例はかつてなかったそうです。
このDVDには、もちろん「Worlds end」のPVも収録されているので、要チェックです。
飛行機は自由の象徴
ゆっくり旋回してきた大型の旅客機が僕らの真上で得意気に
太陽に覆い被さった
出典: Worlds end/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
出だしから旅客機が登場していますが、この曲には飛行機を思わせるフレーズが多く出てきます。
飛行機って空を飛べたり遠くへ行けたり…この曲でも自由の象徴として描かれているのではないでしょうか。
「何に縛られるでもなく 僕らはどこへでも行ける そう
どんな世界の果てへも 気ままに旅して廻って…」
出典: Worlds end/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
ここだけカギカッコつきということは、きっと理想はこうだけどという気持ちを表しているのだと思います。
このカギカッコつきのフレーズは、そのままサビの部分になっています。
この言葉を胸に、日常の忙しさをやり過ごしているのかもしれません。
でも現実は…
行き止まりの壁の前で 何度も言い聞かせてみる 雲の合間
一筋の光が差し込んでくる映像と 君を浮かべて
出典: Worlds end/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
理想は「どこへでも行ける」けれど、現実は「行き止まり」。
この現状から飛び出したいけれど飛び出せないという苦悩の様子がうかがえます。
「君」というのはやはり愛する人でしょう。
もしかすると桜井さんの場合お子さんということもあるかもしれません。