戸惑っても後悔をしても、結局行き着く先は同じでした。
彼女にとって大切な存在は唯一つなのです。
そこに見えたものとは
目の前が見えなくなったならば
思い切って目を閉じればいい
周りに悟られない様に黙って
自分を信じてあげればいい
出典: 飛行機/作詞:aiko 作曲:aiko
彼の言葉がしっかり胸に刻みこまれている様子が見て取れます。
彼のことを蔑ろにしていたわけではなさそうですね。
本当に「行き違い」でしかなかったのかもしれません。
どうすればいいか分からない今、彼の言葉に従ってみました。
さて、まぶたの裏の暗がりに何が見えたのでしょうか。
周囲が何か言っても、最終的な答えは自分にあるのだという彼。
彼女は胸に手を当てて「自分らしさ」を探します。
彼女にとっての「自分らしさ」はどこにあるのでしょうか。
後悔を叫んでも鶴は戻ってこない
あなたはいつもあたしに笑って教えてくれたのに
行かないで
出典: 飛行機/作詞:aiko 作曲:aiko
行きつく答えは「彼」なのです。
途方に暮れたとき、道を照らしてくれる存在は彼でした。
彼女にとって、彼の隣を歩いていることが存在意義であり、生きる力となっていました。
どうしても「彼」の存在が離れていきません。
後悔に苛まれながら、頭上を過ぎていく飛行機を見つめていることしかできません。
花に水をあげているか確認したくなる『飛行機』
ただ振られたのではなく、彼女は振られて当然のことをしていたのですね。
自分に注がれている愛や周囲を覆う幸せに溺れ、一方で彼には何も返していなかったわけです。
彼が「君らしく」と遠回しな言葉を使ったことから、彼は関係を修復するつもりは毛頭ないのでしょう。
元に戻りたかったら、彼女が一発で理解できる言葉を使ったはずです。
もう取り戻せない時間を悔いる女性の歌、『飛行機』でした。
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